教員研修

阿南市小中学校理科合同研修会テーマ『理科授業における実践的指導力の向上』

徳島県・阿南市小中学校理科部会

概要

全研修を通した趣旨

宇宙教育の他、実習を伴う各種具体的な研修を通して、観察及び実験に役立つ実践的な指導力を養う。

対象

小中学校理科担当教員 22名

期間

平成27年8月5日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
330分
講義・実習
22名
・宇宙教育について(理念及び授業での活用例)
・「月と太陽」(映像,月のモデルを使っての実習)
・紙筒ロケット(ゴムで動くおもちゃの発展)
・ストローロケット(重心の位置による姿勢について)
・ホバークラフト(空気で機体を浮上させる船の工作)
・熱気球(小さな気球の膜を温めて浮かす)
・JAXA資料の活用法
講師:遠藤 純夫(JAXA宇宙教育センター アドバイザー)

徳島県・阿南市小中学校理科部会

『研修会記録シート』

実施日
8月5日
合計時間
330分
参加数
22名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義・実習
(60分)
・宇宙教育について

・月と太陽(映像、月のモデルを使っての実習)
・理科学習における宇宙教育の視点の取り入れ方を知ることができ、「地球」といった科学の基本的な見方や概念の理解につながった。

・発泡球を用いることによって、月と地球の大きさ比や距離感がわかりやすく、児童生徒が理解しやすくなると感じた。
・地球と月の間はモデル上でも予想以上に距離があることに驚いた。
実技・実習
(150分)
・紙筒ロケット(ゴムで動くおもちゃの発展実験)

・ストローロケット(ストローを繋げたり、おもりをつけたりして、飛び方を観察する。重心の位置による姿勢についての学習)

・ホバークラフト(空気で機体を浮上させる船の工作)
・工作や実習では実物を作ることで仕組みや原理を学ぶことができ、体験することの重要性を再認識した。

・児童生徒が楽しみながら活動し、体感的に理解できる教材開発の必要性を感じた。

・ホバークラフトの工作では、設計図に従って製作することにより、どの参加者もスムーズに動くホバークラフトを作ることができ、満足感あふれる活動になった。
・研修室や廊下で完成したホバークラフトを走らせている先生方の表情は笑顔であふれており、大変楽しそうであった。
講義・実習
(120分)
・熱気球(小さな気球の膜を温めて浮かす実験)

・JAXA資料の活用法
・ゴミ袋で作った熱気球が上空に上ったときは全員の歓声があがった。

・JAXAの資料を活用した授業展開を工夫したい。
・ゴミ袋の厚さは0.015ミリ以下の物でないと浮かせるのは難しそうである。

授業の感想・メモ

  • ものづくりを中心とした非常に実践的な内容で、授業の導入や発展的な内容の指導に活用できる研修であった。
  • 参加者の感想にはものづくりの楽しさや重要さを感じている内容が多く、児童生徒の学習に対する意欲付けの参考になった。
  • 講師の先生、アシスタントの方が大変わかりやすく、フレンドリーに参加者に接してくださったので、肩を張らずにリラックスした気分で研修を行うことができた。
研修の様子1

徳島県・阿南市小中学校理科部会

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