教員研修
令和元年度教科指導リーダー養成研修テーマ『宇宙教育の概要と教材体験』
石川県・石川県教員総合研修センター
概要
研修の趣旨
コミュニケーション能力を育成する宇宙を素材とした授業づくり
対象
石川県小学校教員 4名
実施日
2019年11月22日
研修内容詳細
時間配分 | 研修内容 | 受講者の様子・感想 |
---|---|---|
講義 (60分) |
・宇宙教育の概要について ・教材体験 ・宇宙教育実践例 ・教材紹介 |
・宇宙という素材は、子どもにとっても興味や好奇心を高めるものであり、学習の意欲を高めることにつながると感じた。 ・コミュニケーション力を高めるための活動では、指示と作業を俯瞰して見る役割の「俯瞰者」がおり、その役割があることで、対話が生まれ、思考が深まることが実感できた。 ・様々な場面で正確かつ簡潔に情報を伝え、理解する能力が必要であると実感できるものであった。 |
見学 (30分) |
・展示館見学 | ・宇宙から帰還した実物の劣化や変化から、JAXAの技術の高さやプロジェクトの苦難を推察することができた。 ・展示物への理解を深めるためには、少なくとも1時間くらいの時間を確保すればよかった。 |
講師:古賀 友輔(JAXA宇宙教育センター)
研修の感想・留意点等
- ・JAXA と言うと、宇宙分野での最先端の研究機関というイメージがあった。しかし、多くの問いや課題がある予測困難な宇宙業界に携わるノウハウが、これからの未来社会を生きる子どもたちを育成するために生かすことが出来るという考え方に深く納得できた。
・「好奇心・冒険心・匠の心」という3つの心を大切にし、これからの時代に必要であろう「先見性・探究性・専門性」を身につける教育について学ぶことができた。
・自分自身の授業づくりについて振り返る機会となった。知識伝達の授業は児童の学びにはならず、資質・能力を育成するカリキュラムの重要性を実感した。
・「宇宙を教える」のではなく「宇宙を学ぶことを通しての教育」という視点が、学校現場でも大切な視点であると感じた。