教員研修

小学校初任者研修授業力向上研修教科別研修(選択:理科)テーマ『発展的な観察、実験(宇宙教育に関する実習等)』

埼玉県・埼玉県教育委員会

概要

研修の趣旨

宇宙教育についての講義・演習を基に、授業への活用について協議し、宇宙教育の学校教育への活用や関係機関との連携について理解を深める。

対象

埼玉県小学校教員 36(各18)名

実施日

2019年1月14日、24日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
(20分)
宇宙教育について
・JAXAについて
・宇宙教育とは
・JAXAの連携授業について
・10年後の社会を生きる子供たちの教育を考えると、ただ知識だけを教える教師ではいけないということを実感した。子供たちの力を、予測不能な社会に適応できるまでに伸ばすには、自分自身も常に学び続ける姿勢を大切にしたいと思った。

・今の子供たちの多くが、今ない職業に就くようになる未来では、やはり主体的に問題解決できる力が欠かせないことを実感した。

・「宇宙のことに詳しくなる宇宙教育ではなく、宇宙のことを媒介にして生きる力を養う宇宙教育」という考え方が印象的だった。自分自身も、教科指導のための教員ではなく、生きる力を養う教育を行っていることを再認識した。

・研修前は、宇宙と教育を結び付けることができず、どんな内容かと思っていたが、研修を通して身近なものと感じた。今後の授業にも生かせる考え方が多々あった。
実習
(60分)
コミュニケーション力を鍛えよう
・「コミュニケーション力をきたえよう」(JAXA教材)の演習
・「コミュニケーション力をきたえよう」(JAXA教材)の授業への活用に関する協議
・同じ言葉でも、受け取る人によってとらえ方が違うことを実感した。授業の際には、自分の言葉が子供たちにどのように受け取られているのかを意識し、気を付けていきたいと思った。

・コミュニケーション力は、教員にとってはとても大切な能力の一つと感じていた。そのコミュニケーションについて、受け取る側の視点から改めて捉えなおすことができる教材だった。

・宇宙に関する研修かと思っていたが、よい意味で想像とは異なる研修内容だった。子供たちに、コミュニケーションの大切さを伝えるとともに、教師の指導力向上にも効果的だと感じた。

・自分の説明の仕方や指導の際の発問を振り返るよい機会となった。

・想像していた内容と違い、身近なテーマとして受け取ることができた。資料によく目を通し、授業で使えることはないか活用を考えてみたいと思う。

講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • 〇参加した教員からは、非常に好評であった。特に、理科に限らず様々な教科や活動で活用できる内容だったため、すぐに授業等での取り入れられる研修となった。全教科を指導する小学校教員の研修として非常に効果的であった。
    〇演習をもとに自身の授業実践について考えるという構成のため、授業への具体的な活用の方策を検討することができ、実践への意欲付けにもなった。
    ○現在注目されている「はやぶさ2」についての話も関心が高かったようで、詳しい話を聞きたかったという感想があった。
教員研修実績一覧

このページのTOPへ