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[活動報告]宇宙を教育に活用するためのワークショップ(SEEC)
2017年02月20日
宇宙航空研究開発機構
2017年2月9日(木)~2月11日(土)にかけて、アメリカのテキサス州ヒューストンで、宇宙を教育に活用するためのワークショップ(SEEC)が行われたよ。
SEECって?
SEECは、アメリカ航空宇宙局(こうくううちゅうきょく)・NASA(ナサ)のスペースセンターヒューストンが主催(しゅさい)する、学校の先生などの教育関係者向けのワークショップなんだ。アメリカを中心に世界中から教育関係者が500名以上集まって、3日間で計100以上のワークショップが開かれるんだよ。ワークショップでは、授業(じゅぎょう)や教材についての発表やNASAの施設(しせつ)のツアーなどが行われ、日本からは、代表で選ばれた小学校の先生と高校の先生が発表を行ったんだ。
発表の様子(その1)
小学校の先生は、音に関する授業を行ったよ。音が伝わる仕組みや、空気のない宇宙では音の伝わり方はどうなるのかなどを、実験を混(ま)ぜながら発表をしたんだ。
発表の様子(その2)
高校の先生は、今年の夏にアメリカで日食が見えることを踏(ふ)まえて、ピンホールカメラというものを一緒(いっしょ)に作りながら、光の性質に関する授業を行ったよ。
バンケットの様子
SEEC2日目の夜にはバンケット(晩餐会・ばんさんかい)が行われたよ。おいしい料理を食べながら、生のバンドが演奏をしてくれたんだ。とても楽しい夜だったよ!
ヒューストン現地の小学校の訪問
また、SEEC開催(かいさい)前日の2月8日(水)は、ヒューストンにあるBrookwood(ブルックウッド)小学校に訪問(ほうもん)して、アメリカの子どもたちにSEECで発表する授業を披露(ひろう)したんだ。アメリカの子どもたちも、熱心にぼくたちの発表を聞いてくれてとてもうれしかったな! ぼくたちは約1週間アメリカへ行って、自分たちの授業を披露したり、他の外国の先生たちの授業を聞いたりしたんだ。ぼくたちの授業はとても好評(こうひょう)で、発表が終わると自然と拍手(はくしゅ)がわいたよ! そして、日本にいただけでは気づかないような他の国の教育の取組みを知ることができてとても刺激(しげき)をうけたよ。他の国で授業をしたいって思っている学校の先生がいたら、ぜひSEECのことを教えてあげてほしいな!
関連リンク
※ この活動報告は、学研キッズネットでかつて掲載していたものです