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[活動報告]第31回宇宙技術および科学の国際シンポジウム愛媛・松山大会
The 31st International Symposium on Space Technology and Science (ISTS)

2017年06月20日
宇宙航空研究開発機構

2017年6月3日(土)~9日(金)の7日間、愛媛県(えひめけん)松山市(まつやまし)で宇宙技術(ぎじゅつ)および科学の国際(こくさい)シンポジウム(ISTS)が開催(かいさい)されました。ISTS は世界の宇宙関係者が集まり、それぞれの専門(せんもん)分野の研究や開発、実践(じっせん)動向などを発表、意見交換(こうかん)を行う国際会議で、2 年ごとに日本の様々な都市で開催されています。31 回目となる今回は愛媛県松山市で開催されました。最近は「New Space(ニュースペース)」といわれるベンチャー企業(きぎょう)による新しい宇宙ビジネスの台頭や、次世代人材育成のための教育活動なども広く行われていて、多岐(たき)にわたるセッションが分科会形式で実施(じっし)されました。

科学の国際シンポジウム(ISTS)
次世代人材育成のための教育活動

JAXA 宇宙教育センターからは、日頃(ひごろ)の教育支援(しえん)活動の実践経験を基(もと)にした発表を2つ行いました。1つ目は「宇宙を素材とした授業のための教員研修(けんしゅう)の効果(こうか)と今後の課題(かだい)について」、2つ目は「エアロスペーススクール参加生徒への効果と周辺への影響(えいきょう)」です。国内外の参加者から様々な質問や意見交換があり、特に、観測(かんそく)衛星(えいせい)による地球環境(かんきょう)管理(かんり)や将来の惑星(わくせい)資源(しげん)探査(たんさ)などを考えるためにも地学分野教育の充実(じゅうじつ)が重要だという意見など、これから私たちが取り組むべき課題が共有され、大変有意義(ゆういぎ)な発表となりました。

Space Technology and Science
JAXA 宇宙教育センター

ISTSではこの他に、JAXAや関係企業、大学などによる展示(てんじ)、開催地の子どもたちへのアウトリーチとして宇宙の専門家が県内の各学校に講師(こうし)として出向く宇宙一日出前教室や、絵画コンクール、宇宙短歌・俳句(はいく)コンクールなども実施されました。出前教室にはJAXAの職員(しょくいん)も講師として参加し、瀬戸内海(せとないかい)の島や山村の小規模校(しょうきぼこう)から松山市、今治市(いまばりし)などの大きな学校まで、宇宙の魅力(みりょく)や不思議を通じ、地域(いき)の児童生徒さんたちに未来の夢(ゆめ)や希望に向かって一歩一歩進む気持ちを育むお手伝いをしてきました。

宇宙短歌・俳句
JAXA 宇宙教育センター

※この活動報告は、学研キッズネットでかつて掲載していたものです

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