APRSAF教員セミナー
【2018年度】APRSAF-25 宇宙教育教員セミナー in インド
Seminar on "Space Education for Educators"
2018年11月15日(木)、16日(金)の2日間、インド、デラドゥンにあるインドリモートセンシング研究所(IIRS: Indian Institute of Remote Sensing)を会場に「APRSAF宇宙教育教員セミナー」が開催されました。
本セミナーはAPRSAF宇宙教育分科会の国際協力プログラムとして、ISRO (Indian Space Research Organisation)とJAXAが主催したものです。セミナーにはインドおよびネパールから、高等学校の教員、プラネタリウムや科学館の学芸員など、計76名が参加しました。
本セミナーではインドと日本から幅広い専門分野の講師を迎え、講義やハンズオン教材を取り入れた様々なセッションが行われました。
初日はJAXA講師による最先端の宇宙科学・技術と宇宙教育についての講義、インド宇宙科学技術研究所(IIST: Indian Institute of Space Science & Technology)によるリモートセンシングと社会開発をテーマとした講義の他、主催者がインドの学校に広く推進したいという思いを込めて企画された水ロケットの実践セッションが行われました。夜はインドの民間企業で宇宙教育を実践している講師から、星座盤の使い方についての講義が行われました。
セミナー二日目は、主にISROとインド政府の講師による太陽系探査やリモートセンシングを使ったアクティブラーニング、インドにおける最新の宇宙活動について、また宇宙教育アウトリーチの実践者による現状紹介など、バラエティに富んだ講義が行われました。JAXAは簡易真空装置を使った真空実験のハンズオンセッションを行いました。
ティータイムやランチタイムには、さまざまな郷土料理やスイーツが提供され、参加者は食事をしながら活発な情報交換や交流を行いました。
セミナー終了後のアンケートでは、セミナーの内容や講義の質に対する満足度は96%が高い~非常に高いと回答、日々の業務にすぐに役立つかどうかについては86%が非常にそう思う、という回答しました。また、継続してこのようなセミナーを開催して欲しいというリクエストが多数寄せられ、ISRO側で前向きに検討が行われています。