ISEB(国際宇宙教育会議)
【2019年度】ISEB 年次会合(IAC2019 ワシントンD.C.)
2019年10月22日、アメリカの首都ワシントンD.C.で国際宇宙教育会議(ISEB*: International Space Education Board)の年次会合が開催されました。
この会合は毎年、世界最大の宇宙関連会議である国際宇宙会議(IAC)の会期中に、その開催地で行われます。
ISEBは毎年、各国から派遣された大学生・大学院生向けの国際交流活動や教員向け宇宙教育ワークショップ、またIAC開催地の子どもたちを対象とした宇宙教育アウトリーチなどから構成される約1週間の「ISEB学生プログラム」を主催しています。
ISEB年次会合は参加機関の宇宙教育責任者(HoE:Heads of Education)が本プログラムの運営に関わる意思決定や、その他の協力事業に関する議論を行う場です。会合での合意事項に基づき、各機関の担当者で構成されたワーキンググループが約1年をかけて次年度のプログラムの企画・準備を行います。
2019年度の年次会合には8宇宙機関・教育施設から宇宙教育責任者(HoE:Heads of Education)と担当者が集まりました。会合では今年度のISEB議長を務めるNASAの進行のもと、最新情報の共有およびISEBプログラムを含む協力活動や新たに作成されるISEBウェブサイト・ロゴマークについてのディスカッションが行われました。最後にNASAから次年度議長となるESAへの引継ぎが行われ、2020年10月にUAEのドバイで行われるISEB学生プログラムの準備がスタートしました。