SEEC(宇宙を教育に利用するためのワークショップ)派遣プログラム
第17回 SEEC派遣プログラム 派遣実績
2011年2月3日~5日の3日間、米国テキサス州のスペースセンター・ヒューストンにて第17回「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(Space Exploration Educators Conference: SEEC)が開催されました。今回もアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアなどの世界各地から700名以上の教育関係者が参加し、100以上のセッションに分かれて発表や議論が行われました。
ワークショップに先立ち、現地の学校を訪問し、実際に授業を行っていただきました。
日本(JAXA)のセッション「日本の宇宙教育(Space Education in Japan)」は90分間で行われ、日本全国から公募で選ばれた3人の中学校・高等学校の先生方が英語で発表を行いました。毎年好評な日本のセッション(30名定員/1セッション)は今年も満席で、日本の文化も活かした楽しく充実した内容に、参加者はみな夢中で取り組んでいました。
日本のセッション終了後には、発表した先生方を参加者が囲み、連絡先を交換する姿も見られました。また、セッション参加者が記入する5段階からなる評価シート(SEEC事務局が取りまとめ、後日発表者に送付される)で、日本のセッションはほとんどの項目で5と高い評価を受けています。
今回派遣された先生方も、自身が発表したセッションでの参加者との交流はもちろんのこと、他のセッションや施設見学、基調講演に積極的に参加し、情報収集や他国の教育関係者と意見交換を行うなど、充実したワークショップ参加となりました。このワークショップ参加により得られた経験や知見、またそれらの授業への活用実績等は、今後JAXAが開催するワークショップ等で発表していただき、日本の教育現場で広く共有されることを目指すこととしています。
参加者
発表者
- 青森県・青森市立造道中学校
三上 敏彦(みかみ とひしこ)教諭 (担当科目:理科) - 千葉県・千葉大学教育学部附属中学校
鈴木 啓督(すずき ひろまさ)教諭 (担当科目:理科) - 愛媛県・愛媛県立小松高等学校
藤江 義輝(ふじえ よしてる)教諭 (担当科目:理科・情報)
発表内容
発表者 | 発表内容 |
---|---|
三上 敏彦 教諭 | 鏡を使った光の反射実験と日本の伝統文化「紋切り遊び」の紹介と体験 |
鈴木 啓督 教諭 | ミウラ折りについてのワークショップ |
藤江 義輝 教諭 | 竹バイオマスのリサイクルと竹炭電池 |
主なスケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
2月2日(水) | 午後 | 現地の学校"Seabrook Intermediate"を視察。 グレード8(中学2年生)のクラスで授業。 |
2月3日(木) | 7:30~8:00 | 初心者向けオリエンテーション |
8:00~11:30 | 開会式・ワークショップ・見学ツアー | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~16:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
12:45~14:15 | NASAジョイント・セッション | |
17:30~ | 上映会 | |
18:30~21:30 | ウェルカムレセプション | |
2月4日(金) | 8:00~9:15 | スポンサー挨拶および基調講演 |
10:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~16:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
12:45~14:15 | JAXAセッション | |
19:15~23:45 | バンケット/Max-Qによる演奏 | |
2月5日(土) | 8:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~14:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
14:30~15:45 | 基調講演・閉会式 |