SEEC(宇宙を教育に利用するためのワークショップ)派遣プログラム
第18回 SEEC派遣プログラム 派遣実績
2012年2月2日~4日の3日間、米国テキサス州のスペースセンター・ヒューストンにて第18回「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(Space Exploration Educators Conference: SEEC)が開催されました。今回もアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアなどの世界各地から700名以上の教育関係者が参加し、100以上のセッションに分かれて発表や議論が行われました。
ワークショップに先立ち、現地の学校を訪問し、実際に授業を行っていただきました。
日本(JAXA)のセッション「日本の宇宙教育(Space Education in Japan)」は90分間で行われ、日本全国から公募で選ばれた3人の小学校・中学校の先生方が英語で発表を行いました。毎年好評な日本のセッション(30名定員/1セッション)は今年も満席で、日本の文化も活かした楽しく充実した内容に、参加者はみな夢中で取り組んでいました。
日本のセッション終了後には、発表した先生方を参加者が囲み、連絡先を交換する姿も見られました。また、セッション参加者が記入する5段階からなる評価シート(SEEC事務局が取りまとめ、後日発表者に送付される)で、日本のセッションはほとんどの項目で5と高い評価を受けています。
今回派遣された先生方も、自身が発表したセッションでの参加者との交流はもちろんのこと、他のセッションや施設見学、基調講演に積極的に参加し、情報収集や他国の教育関係者と意見交換を行うなど、充実したワークショップ参加となりました。このワークショップ参加により得られた経験や知見、またそれらの授業への活用実績等は、今後JAXAが開催するワークショップ等で発表していただき、日本の教育現場で広く共有されることを目指すこととしています。
参加者
発表者
- 北海道・釧路市立大楽毛小学校
佐久間 勝教(さくま かつのり)教諭 (担当科目:理科・算数) - 石川県・小松市立串小学校
片村 順子(かたむら じゅんこ)教諭 (担当科目:全教科) - 鹿児島県・鹿児島市立甲東中学校
大塚 佳美(おおつか よしみ)教諭 (担当科目:数学)
発表内容
発表者 | 発表内容 |
---|---|
佐久間 勝教 教諭 | エネルギー変換の学習~ポンポン蒸気船~ |
片村 順子 教諭 | 「弾む?弾まない?」~日本のお手玉から「はやぶさ」の技術を考えてみよう |
大塚 佳美 教諭 | 宇宙開発の技術とつながる日本の折り紙 |
主なスケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
2月1日(水) | 9:15~11:00 | 現地の学校"Lanier Middle School"を視察。 グレード5-6(小学5、6年生)のクラスで授業。 |
11:30~12:30 | 現地の学校"Velasco Elementary School"を視察。 | |
12:30~ | 昼食 | |
13:30~15:30 | 現地の学校"Lake Jackson Intermediate School"を視察。 グレード7-8(中学1、2年生)のクラスで授業。 |
|
2月2日(木) | 7:30~8:00 | 初心者向けオリエンテーション |
8:00~11:30 | 開会式・ワークショップ・見学ツアー | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~16:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
17:30~ | 上映会 | |
18:30~21:30 | ウェルカムレセプション " A Taste of Space " | |
2月3日(金) | 8:00~9:15 | スポンサー挨拶および宇宙飛行士講演 |
10:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~16:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
19:15~23:45 | バンケット/宇宙飛行士バンドによる演奏 | |
2月4日(土) | 8:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー |
8:00~9:30 | JAXAセッション | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~14:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
14:30~15:45 | 基調講演・閉会式 |