SEEC(宇宙を教育に利用するためのワークショップ)派遣プログラム
第19回 SEEC派遣プログラム 派遣実績
2013年2月7~9日の3日間、米国テキサス州のスペースセンター・ヒューストンにて第19回「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」(Space Exploration Educators Conference:SEEC)が開催されました。今回はアメリカ40州とその他3ヵ国から約370名の教育関係者が参加し、100以上のセッションに分かれて発表や議論が行われました。
日本(JAXA)のセッション「Japanese Presentation on Flight」は90分間で行われ、日本全国から公募で選ばれた3人の幼稚園・小学校・中学校の先生方が英語で発表を行いました。毎年好評をいただいている日本のセッション(30名定員/1セッション)は今年も盛況で、参加者はみな熱心に取り組んでいました。
日本のセッション終了後には発表した先生方を参加者が囲み、連絡先を交換したり、自分の考えた教材を提供してくれる姿も見られました。また、セッション参加者が記入する5段階からなる評価シート(SEEC事務局が取りまとめ、後日発表者に送付される)で、日本のセッションはほとんどの項目で"5"(excellent)と高い評価を受けています。
今回派遣された先生方も、自身が発表したセッションでの参加者との交流はもちろんのこと、他のセッションや施設見学、基調講演などに積極的に参加し、情報収集や他国の教育関係者と意見交換を行うなど、充実したワークショップ参加となりました。このワークショップ参加により得られた経験や知見、またそれらの授業への活用実績等は、今後JAXAが開催するワークショップ等で発表していただき、日本の教育現場で広く共有されることを目指すこととしています。
参加者
発表者
- 埼玉県・学校法人武蔵野学院 武蔵野短期大学附属幼稚園
森田 直子(もりた なおこ)教諭 - 東京都・三鷹市立第五中学校
菅 雅人(かん まさと)教諭 (担当科目:理科) - 和歌山県・和歌山市立藤戸台小学校
成戸 秀和(なると ひでかず)教諭 (担当科目:理科)
発表内容
発表者 | 発表内容 |
---|---|
森田 直子 教諭 | スチロールペーパーを使ってたこを作ろう! |
菅 雅人 教諭 | スポイトロケットを飛ばそう! |
成戸 秀和 教諭 | ロケット安定飛行について(傘袋ロケットを使って) |
主なスケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
2月6日(水) | 11:30~15:30 | 現地の学校"Ward Elementary School"の視察・授業。 |
2月7日(木) | 7:30~8:00 | 初心者向けオリエンテーション |
8:00~9:15 | 開会式・基調講演 | |
10:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~16:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
18:30~21:30 | ウェルカムレセプション | |
2月8日(金) | 8:00~9:15 | 基調講演 |
10:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~16:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
19:15~23:45 | バンケット | |
2月9日(土) | 8:00~11:30 | ワークショップ・見学ツアー |
8:00~9:30 | JAXAセッション | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:45~14:15 | ワークショップ・見学ツアー | |
14:30~15:45 | 基調講演・閉会式 |
発表報告書
発表風景
現地校での授業風景
SEECでの発表前に現地の学校で授業も実施しました。