2018年2月1日～3日の3日間、米国テキサス州のスペースセンター・ヒューストンにて第24回「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」（Space Exploration Educators Conference：SEEC）が開催されました。今回はアメリカやその他数ヵ国から数百名の教育関係者が参加し、100以上のセッションに分かれて発表や議論が行われました。

日本（JAXA）のセッション「Wind as fruid and Truss structure」は90分間で行われ、日本全国から公募で選ばれた2人の先生方が英語で発表を行いました。日本のセッション（30名定員）は毎年好評をいただいており、今年度も例年通り２セッションの開催となり、参加いただいた方々は大いに盛り上がり、みな熱心に取り組んでいました。

日本のセッション終了後には発表した先生方を参加者が囲み、連絡先の交換や、自分の考えた教材を提供してくれる姿も見られました。すぐに使用するよ！という言葉や、また、このテープはどこで買ったらいいのか？など具体的な質問もあり、セッション中に作った教材を持ち帰った参加者もいたようです。また、セッション参加者が記入する5段階からなる評価シート（SEEC事務局が取っているシート）で、日本のセッションはほとんどの項目で"5"（excellent）と高い評価を受けています。

今回派遣された先生方も、自身が発表したセッションでの参加者との交流はもちろんのこと、他のセッションや施設見学、基調講演などに積極的に参加し、情報収集や他国の教育関係者と意見交換を行うなど、充実したワークショップ参加となりました。また、例年行っている現地の学校への見学及び交流を今年度は2校で行い、海外の学校の文化について触れました。このワークショップ参加により得られた経験や知見、またそれらの授業への活用実績等は、今後JAXAが開催するワークショップ等で発表していただき、日本の教育現場で広く共有されることを目指しています。

参加者

発表者

• 埼玉県立三郷工業技術高等学校
  神田 雄司（かんだ ゆうじ）教諭（担当科目：電気機械）
• 八王子市立東浅川小学校
  野﨑 雅子（のざき まさこ）教諭（担当科目：図画工作）

関連リンク（プレスリリース）

• 「宇宙を教育に利用するためのワークショップ」発表者選考結果のお知らせ

発表内容

SEEC発表資料一覧

主なスケジュール

参加報告書

成果活用報告書

発表風景

現地校での授業風景

SEECでの発表前に現地の学校で授業も実施しました。