宇宙を活用した教育実践例

理科「植物の発芽・成長」

神奈川県・横浜市立永谷小学校(1)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

神奈川県・横浜市立永谷小学校(1)
小学5年生
31名
平成25年9月
・理科
 単元「植物の発芽・成長」
・総合的な学習
 「宇宙教育」
・ISSきぼう実験棟における小豆の栽培実験のマニュアル他
・簡易真空実験機
・JAXAの宇宙関連DVD
・発展教材として
 9月上旬にJAXAや他のアジア諸国の宇宙関係機関との合同で行なわれたISSきぼう実験等における小豆栽培実験を、理科の「植物の発芽・成長条件」の発展として行なった。また。実施するにあたって、宇宙空間における地上との環境の違いなどを理解するため、宇宙教育を総合的な学習の時間に展開し、関連付けた。
 ※ 指導計画指導案添付。
 理科の学習内容が地上だけでなく、宇宙でも当てはまるのかというテーマは子どもたちにとっても魅力的であったように思う。じぶんたちが学習した「水・空気・適度な温度」という発芽条件と、「光・肥料」という成長条件について、それぞれ宇宙ではどうかと興味深そうに調べながら、予想し実験計画を立ててていた。
 特に空気については宇宙は大気がなく、真空状態に近いこと、ISSでは45分で夜になってしまうこと、水が貴重であることなど、植物の発芽・成長条件と関係が深いことが影響しているので、様々な予想があげられ、楽しんで実験に取り組んでいたように思う。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  • 今回は取り組むタイミングがずれてしまい、実際のきぼう棟での実験と同時期に展開できなかったのが残念であったが、それでも子どもたちの反応を見てみると、大変意欲的に取り組んでおり、発展的学習として有効であった。
  • 今回の取り組みによって、メダカの誕生や人の誕生の単元においても、「宇宙だったら…」という考え方をする子どもが見られるようになっており、科学的な思考力を育てるという点でも大変良いきっかけとなったように思う。
  • ISSにおける実験も幅広く公開していただき、多くの学校が取りくめれば、宇宙好きな子どもが日常の授業からどんどん生まれていくことにつながるのではと感じた。

授業の様子

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