宇宙を活用した教育実践例

理科「もののあたたまり方」

鹿児島県・出水市立東出水小学校(1)

  • 小学生
  • 学校教育

概要

鹿児島県・出水市立東出水小学校(1)
小学4年生
36名
平成26年2月24日
理科
単元名:もののあたたまり方(東京書籍)
熱気球を飛ばそう

90リットルのビニル袋を4枚利用し、熱気球を作成し、体育館で飛ばした。
・発展教材として
空気のあたたまり方の発展教材として、熱気球の作成を行った。
金属(固体)や水(液体)は、児童の目に見える形で伝導や対流の様子を見ることができるが、空気(気体)は、なかなか目に見える形での実験ができない。
そこで、熱気球を作成し、あたためられた空気は、膨張し上に上がると言うことをとらえさせるために、「熱気球」の作成と実験を行った。
また、4年生という学年の特性上、友達と協力をして作成や実験を行うことで、相手を思いやったり決められた時間の中で完成させたりする大切さを学べるようにした。
はじめ、小さなビニル袋で実演し、あたためられた空気は膨張し、上に上がることを確認した。児童は、この現象を観察し、「わかっているよぉ」的な反応であった。
しかし、「もっと大きな熱気球を作ってみよう」という提案をしたところ、驚きを持って受け入れ、意欲的に作成を行ってくれた。
実際の打ち上げも、児童と協力をして行った。
ランチャーは、JAXAのランチャーを模して自作しているが、みるみる大きくなっていく熱気球を見て、児童も大きな歓声と驚きをもって見つめていた。
「5・4・・・・」とカウントダウンを行い、ランチャーから離れていく熱気球を見上げるその目は、とても満足そうであった。

授業・活動後の先生のご感想、ご要望など

  • 寒い2月の終わり、4年生の授業で毎年作成している人気の授業である。
    気球の作成も、児童同士で協力して作成するので、声かけの大切さや1つの目標に向かって決められた時間内で作ることの重要さに気づいてくれる。
    作成手順の説明では、人工衛星の話や宇宙飛行士の訓練の話も飛び出す。人工衛星の周りを包んでいる金色の膜も、手作りであり、丁寧に人の手で作られていることや宇宙飛行士の訓練も協力することや決められた時間の中でやり遂げなければならないという話である。
    浮き上がっていく熱気球を見上げる子どもたちはとても満足そうで、毎年のことだが、この授業をやって良かったと思う。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
授業の様子3
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