岡山県・岡山大学教育学部附属中学校 |
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中学1年生 |
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179名 |
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平成28年11月 |
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技術・家庭科(家庭分野) |
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「宇宙服と衣服素材」 導入教材の冊子に掲載されている宇宙服の生地のサンプルをお借りした。 ※宇宙服の生地は研究用サンプルのため貸出不可の場合もあります。 導入教材<家庭科編>「宇宙服と衣服のはたらき 宇宙服と衣服素材」 |
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・導入教材として |
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授業の導入部分において、「これは、何の布だと思いますか?」という問。「消防服」「スキー服」「宇宙服」「わからない」という反応がありました。「これは、宇宙服だよ」と、宇宙服の写真とともにサンプルを見せましたところ、「え?本物?」という驚きの反応がありました。「触ってみたい人は、授業の後で手を洗って来て下さい」と伝えたところ、数名(クラスによってはほとんど全員)が、実際に触りたいと申し出ました。 「衣服は、TPOに合わせて選ぶものだと学習したが、素材についても特徴があることに注目して、考えていこう!」と展開しました。 導入に宇宙服を取り入れることで関心を持つことができるだけでなく、JAXAより借りている物であること、本物であることにとても興味をもったようでした。布の性質と特徴の学習について、意欲的に取り組むきっかけとなりました。 |
授業・活動後の先生のご感想、ご要望など
- この度は、宇宙服の素材の特徴を調べていくのではなく、布の特徴を学ぶ上での興味を喚起させるために使用しました。
ここでの学習は「布の性質と特徴」です。布には織物と編み物等があり、組織によって異なる性質があること。また、何の繊維で出来ているかによっても性質が異なる。ということを理解できるように。ということを目標にしています。その衣服の目的に適した布の素材について、興味を持たせるために、宇宙服サンプルを使用しました。
使用した時間は各クラス5分ほどですが、写真だけでは得られない気づきがあり、効果的な教材になったと感じています。
また、一クラスを研究授業(実践発表会)に公開しましたので、そのときに他校の先生より、「宇宙服」導入について、「心をつかむのに効果的であった。」「ぜひうちの学校でもやってみたい」というご感想をいただきました。