宇宙を活用した教育実践例

タッチダウン・チャレンジ(クラブ活動)

新潟県・柏崎市立比角小学校

  • 小学生
  • 学校教育

概要

学校・団体名 新潟県・柏崎市立比角小学校
対象 4年生〜6年生(科学クラブ)
対象人数 38名
実施日 2019年10月1日
タイトル タッチダウン・チャレンジ(クラブ活動)
活動内容

①アポロ11号の月面着陸時の様子紹介

  • 月面着陸時は、大きな衝撃があること。
  • 衝撃がなるべく少ないような着陸船にする工夫が必要なこと。

②タッチダウン・チャレンジの説明

  • 限られた材料で、月面着陸船を作る。
  • 宇宙飛行士に見立てたピンポン球2個を無事に着陸させられるように工夫する。

<一人当たりの材料>

  • 紙コップ1個(本体になる)
  • 紙皿1枚
  • ハガキ大の色画用紙2枚
  • ストロー8本
  • スチロール緩衝材(マシュマロ大のもの)4個

※セロハンテープは自由に使ってよい。

③作ったものを試す・修正する

  • ピンポン球2個を本体(紙コップ)に入れ、上から落として床に着陸させる。
  • 宇宙船が倒れたり、ピンポン球が本体から出たりしないような工夫をする。
  • 落とす際、床からの高さを測っておく。安全に、なるべく高いところから着陸できる着陸船を目指す。

④振り返り

使用した宇宙の素材・教材など On the Moon Educator Guide "Touch down" (NASA)
参加者の様子・感想など
  • とても楽しかったです。自分でアイデアを考えたり、みんなとアイデアを出し合って作ったりしたところがよかったです。班で作ったものは2m以上いけたので、協力して作ったからだと思いました。
  • 月面着陸がとても危険だということが分かりました。私が作ったものは1m以上でも大丈夫でした。いろいろ工夫して作ったので、たいへんでした。お皿の向きやストローの上下も考えて作りました。とても楽しかったです。
  • 月に降り立つときは、すごい衝撃が走ることが分かって、痛そうだと思いました。
  • ロケット作りの難しさを知りました。作るのも大変なのに、着地のことも学ばないとだめなので、すごいと思ったし、宇宙飛行士もすごいと思いました。チャレンジは、カップを囲めば最強だと思いました。
  • 宇宙飛行士が着陸するときに、ゆれて少なくとも必ず衝撃を受けると知りびっくりしました。だから、どうすれば軽い衝撃でできるかを考えました。私は降りる速度と、降りた時の衝撃の対策のどちらも考えることにしました。羽をつけたり、ストローとクッションの位置、紙皿の裏表を考えるのが楽しかったです。
  • 「どうすれば2m以上から落ちても倒れないのか?」「羽って本当に強い?」と考えて、3人で合作しました。衝撃をおさえるためにクッションをつけたり、バランスが悪いから紙皿をつけたり、ストロー8本を使用してピンポン玉を出さないような工夫をしたり、創造力をきたえられて良かったです。

活動のご感想・ご要望など

  • SEEC(宇宙を教育に利用するためのワークショップ)に参加させていただいた時に評判が良かったアクティビティを参考にしました。意欲を高めるために、グループ対抗で安全着陸できる高さを競わせてみようと考えていました。しかし活動を始めてみると、全体的に「自分のチャレンジ」を更新することに夢中になっていて、グループ対抗にしなくても夢中になって取り組む姿が見られていました。次々と工夫して盛り上がっていましたが、もともとは90分以上の時間を設定してある活動を45分で実施したため時間が足りなかったことが残念でした。こちらが思ってもいないような仕組みが次々に見られ、とても楽しく活動できました。

授業の様子

授業の様子1
授業の様子2
タッチダウン1
授業の様子3
タッチダウン2
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