授業連携

太陽博士になろう

鹿児島県・肝付町立内之浦小学校

  • 小学校
  • 小5
  • 総合的な学習の時間

概要

3月2日 TV会議システム
「県内小学校・3校による成果発表交流会」

<全授業を通した指導目標>

太陽に関心を持ち,それぞれの課題を生かして調べ,自分なりの方法でまとめることができる。

<対象>

小学5年生 34名

<期間>

平成18年5月18日~平成19年3月2日
回数(総時間):16回(22時間30分) 

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
45分
授業
34名
太陽や宇宙について、自分なりの疑問を持つことができる。
2
90分
授業
34名
温度や地球からの距離、成分等の太陽に関する基本的な事項について調べることができる。
3
90分
講義
34名
「太陽とソーラーB衛星」
講師:矢治 健太郎(立教大学理学部 CBLS推進室)
支援:浅野 眞
4
90分
実験
25名
太陽系の惑星の大きさや惑星間の距離を体感する実験を行い、それぞれの惑星の大きさや距離感を体感することができる。
5
90分
授業
33名
1学期に調べたり学習したりしたことを、自分なりの方法でまとめることができる。
6
90分
発表
33名
1学期に調べたり学習したりしたことを、分かりやすくまとめ、発表することができる。
支援:浅野 眞
7
90分
見学
33名
内之浦宇宙空間観測所 見学
解説:竹前 俊昭(JAXA宇宙基幹システム本部 M-Vプロジェクトチーム 開発員)
8
45分
授業
31名
これまでの学習を振り返り、最初に集めた疑問を整理して、自分が調べたい内容を明確にすることができる。
9
135分
授業
32名
各グループのテーマに合わせて、本やインターネットを使って情報を集めることができる。
10
90分
授業
33名
学習発表会へ向けて、各グループの発表内容をまとめ、発表の準備をすることができる。
11
45分
授業
34名
学習発表会へ向けて発表の練習を行い、自分の発表内容を覚えることができる。
12
90分
発表
34名
「学習発表会」
これまでの学習の成果を分かりやすく発表することができる。
13
90分
授業
34名
学習発表会で発表した内容をグループごとに整理しなおしたり、新たな課題を見つけて調べたりすることができる。
14
90分
授業
30名
新たな課題を見つけて調べたり、調べたことを分かりやすくまとめたりすることができる。
15
90分
授業
33名
調べたことを分かりやすくまとめて、2学期のまとめをすることができる。
16
90分
発表
34名
「鹿児島県内の小学校3校合同による成果発表交流会」
講評:浅野 眞(JAXA宇宙教育センター 参事)
支援:岸 詔子、森 理恵、横内 美朝

第1回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 太陽や宇宙について、自分なりの疑問を持つことができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                    
指導上の留意事項
導入
(10分)
1.学習内容を想像する。

2.9月に内之浦で打ち上げがあることを知る。
◎太陽の画像や人工衛星SOLAR-Bの画像などをOHPを使ってクイズ形式で見せ、学習内容を想像させる。

△画像を見ながら、何の画像か答える。

◎「太陽」について学習していくことを知らせる。
・子どもたちの興味をひく画像を準備する。
展開
(25分)
3.自分なりの疑問を持つ。
◎ポストイットに一つずつ疑問を書かせる。

◎必要に応じて、太陽エネルギーや環境面など太陽に関連する話題を提供する。

△ポストイットに自分の疑問を思いつくだけ書く。
・子どもたちが出した疑問を賞賛する。
まとめ
(10分)
4.疑問を発表する。

5.本時の感想を書き、発表する。

6.次時の学習内容を考える。
◎疑問を発表させる。

◎次時の学習内容を考えさせ、学習の見通しを持たせる。

△本時の感想、次時の学習内容を考える。
・子どもたちが出した疑問は模造紙にすべて貼り、教室内に掲示する。

授業の感想・メモ

  •  子どもたちが感じている太陽とはやや異なる太陽の画像や、人工衛星の画像をクイズ形式で見せたことで、興味を持たせることができた。それぞれの疑問についても、悩むことなくどんどん疑問が出てきた。本時については、指導目標を達成できたと考える。また、子どもたちの感想でも、これからの調べる活動が楽しみだという言葉がたくさん出てきた。

第2回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
温度や地球からの距離、成分等の太陽に関する基本的な事項について調べることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                  
指導上の留意事項
導入
(10分)
1.前時の学習を振り返る。

2.本時の学習内容を確認する。
◎前時で出した疑問を教室内掲示物を使って想起させる。

△本時では、太陽に関する基本的な事項にてついて調べることを知る。
・調べる方法を確認し、本時の学習の見通しが持てるようにする。
展開
(60分)
3.太陽に関する基本的な事項について調べる。


4.調べたことをグループごとにまとめる。
△太陽に関する基本的な事項について、本やインターネットを使って調べる。

△調べたことをグループごとに持ち寄り、絵や図を使いながら画用紙1枚程度にまとめる。

◎適時助言を与える。
・机間指導を行い、難しい語句の意味などについて適時助言を与える。
まとめ
(20分)
5.まとめたことをグループごとに発表する。

6.本時の感想・次時の学習内容を書く。
△まとめたことをグループごとに発表する。

△本時の感想を書き、次時の学習内容を確認する。
・調べ活動やまとめ方、発表の仕方で子どもたちのよい点を積極的に賞賛する。

授業の感想・メモ

  •  前時で太陽そのものに関する疑問が非常に多かったため、太陽の表面温度や中心温度、成分や地球からの距離など太陽に関する基本的な事項について本やインターネットを使って調べさせた。子どもたちはとても意欲的に学習に取り組んでいた。特にインターネットでの調べ活動では、あまりみたことがない太陽の画像やプロミネンス・コロナといったものまで調べることができた。しかし、5年生という発達段階では難解な語句が多く、表面的な理解で止まっている状態である。

第3回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
太陽に関する基本的な事項について、専門の講師の話を聞き、新たに疑問に感じたことを質問することができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
               
指導上の留意事項
             
導入
(5分)
1.前時の学習を振り返る。


2.本時の学習内容を確認する。
◎前時でまとめたことを再確認させる。

△本時では、専門の講師から太陽に関する基本的な事項について話を聞くことを知る。
・専門の講師を紹介する。
講師:矢治先生

・話を聞いて、新たな疑問を持たせる。
展開
(70分)
3.太陽に関する基本的な事項について専門の講師の話を聞く。

4.新たな疑問を講師に質問する。
△太陽に関する基本的な事項について、専門の講師の話を聞く。


△話を聞いて新たに感じた疑問や知りたいことについて質問する。

◎適時助言を与える。
・新たに生まれた疑問を各自の総合ノートにメモをとらせる。
まとめ
(15分)
5.本時の感想・次時の学習内容を書く。
△本時の感想を書き、次時の学習内容を確認する。
・次時の学習内容を知らせ、意欲を喚起する。

授業の感想・メモ

  •  専門の講師の話をとても意欲的に聞くことができていた。また、新たに生まれた疑問を積極的に質問することができていた。様々な画像や動画を見ることができ、今後の学習にも繋がるのではないかと思う。次時の学習では、日曜参観という好機をとらえ、保護者と一緒に太陽系の惑星の大きさや惑星間の距離について実験を行うことを知らせると、興味を持っていた。

第4回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 太陽系の惑星の大きさや惑星間の距離を体感する実験を行い、それぞれの惑星の大きさや距離感を体感することができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
1.太陽系の惑星の名称クイズを行う。

2.本時の学習内容を確認する。

3.実験の方法を確認する。
◎OHPを使って、太陽系の惑星の名称をクイズ形式で確認させる。

△太陽系の惑星の名称を確認する。

△実験の仕方を理解する。
・惑星の半径を10億分の1にして画用紙を切り抜いて円を作らせるため、計算の仕方や円のかき方を理解させる。
展開
(70分)
4.実験を行う。
△惑星の半径を10億分の1にした円を切り抜いて大きさを比較する。

△JAXAからいただいたファイルをもとに校庭で太陽系の惑星間の距離を調べてポイントに立ち、距離感を体感する。
・実験の方法で分からない点について適時助言の与える。
まとめ
(15分)
5.具体物を使った惑星の大きさ比較を行う。


6.本時の感想・次時の学習内容を書く。
△教師と一緒に、りんごや
10円玉等の具体物を用いて惑星の大きさ比較を行う。

△本時の感想・次時の学習内容を書く。
・りんごや10円玉等の具体物を準備し、子どもに持たせて大きさ比較を行わせる。

授業の感想・メモ

  •  これまでの授業では、自分たちで太陽に関する基本的な事項について調べたり、専門の講師の話を聞いたりしてきたが、子どもたちが自分たちで動き、実験を行う活動がなく実感を伴っていない知識にとどまっていたので、実験を中心とした授業を行った。子どもたちは意欲的だったが、多少計算に戸惑っている場面もあった。日曜参観時に行ったので、保護者と一緒になって楽しく活動することができた。実際に体感した惑星の大きさや距離感に非常に驚いていた。

第5回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
1学期に調べたり学習したりしたことを、自分なりの方法でまとめることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                   
指導上の留意事項
導入
(5分)
1.前時までの学習を想起する。

2.まとめ方を確認する。
◎掲示物等を使って、これまでの学習を想起させる。

△これまでの学習内容を想起する。

◎まとめ方を決め、授業の見通しを持つ。
・これまでに使用したOHPシートや掲示物を見せる。

・まとめ方の助言を与える。
展開
(70分)
3.グループごとに、自分たちなりの方法でまとめる。
△これまでの学習を分かりやすく広幅用紙などにまとめる。
・まとめる作業の中で分からないことに関して適時助言を行う。
まとめ
(15分)
4.本時の感想・次時の学習内容を書く。

5.(進度によって)発表の練習をする。
△本時の感想・次時の学習内容を書く。

◎早く進んでいるグループには、発表の練習をさせる。
・本時の感想・次時の学習内容を書かせることで、意欲を喚起させる。

授業の感想・メモ

  •  1学期に自分たちで調べた内容や、専門の講師の先生に教えていただいた内容、また、日曜参観時に保護者と一緒に活動・実験した内容についてまとめる活動を行った。これまでは、太陽そのものについて基本的な部分をおさえることを目標に1学期間学習してきたので、内容的にはどのグループも同じような内容になるが、まとめ方を工夫しながら進めることができた。時数的に2時間でまとめるというのはとても無理があったので、休み時間なども活用して進めていく必要がある。しかし、意欲的に進めることはできていたので、次回の発表(授業参観時)も意欲的にできるのではないかと思う。

第6回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
1学期に調べたり学習したりしたことを、分かりやすくまとめ、発表することができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(5分)
1.前時までの学習を想起する。

2.授業の進め方を確認する。
◎掲示物等を使って、これまでの学習を想起させる。

△これまでの学習内容を想起する。

◎授業の進め方を確認し、見通しを持たせる。

△授業の進め方を知り、授業の見通しを持つ。
・これまでに使用したOHPシートや掲示物を見せる。
展開
(70分)
3.グループごとに、発表の練習をする。

4.グループごとに発表する。

1班「太陽スペシャル5」
(紙芝居・クイズ形式)
2班「太陽クイズ」
(クイズ形式/OHP活用)
3班「太陽と地球」
(説明)
4班「宇宙の不思議」
(クイズ形式)
5班「タイトルなし」
(クイズ形式/OHP活用)
6班「太陽のまとめ」
(クイズ形式)
△発表の仕方を確認しながら、発表の練習をする。

◎練習の様子を観察し、適時助言する。
・発表のよいところを賞賛する。
まとめ
(15分)
5.本時の感想・次時の学習内容を書く。
△本時の感想・次時の学習内容を書く。

◎時間があれば、内之浦宇宙空間観測所の見学について話をする。
・本時の感想・次時の学習内容を書かせることで、意欲を喚起する。

授業の感想・メモ

  •  1学期に自分たちで調べたことや専門の講師に聞いたことを中心にグループごとにまとめ、発表を行った。昼休みなどの時間も活用して意欲的に取り組むことができていた。発表では、紙芝居形式やクイズ形式、新聞形式など工夫して発表することができていた。また、OHPを活用しているグループもあった。1学期に学習した内容については、とてもよく覚えていると思う。

第7回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 内之浦宇宙空間観測所内の施設の様子や衛星を作る作業について、見学を通して調べることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                       
指導上の留意事項
導入
(5分)
1.ロケット、人工衛星についての説明を聞く。

2.見学する場所や内容を知り、見通しを持つ。
◎ロケットと人工衛星の関係について説明をする。

◎内之浦宇宙空間観測所内の施設について説明をする。

△見学する場所や内審を知り、見学の見通しを持つ。
・専門の講師を紹介する。
講師:竹前先生
展開
(70分)
3.テレメーターセンターを見学する。

4.ミューセンターを見学する。

5.質問する。
◎パラボラアンテナの役割などについて説明をする。

△パラボラアンテナの役割について知り、実際の大きさを体感する。

◎ミューセンターでロケットの模型を使ってロケットの仕組みを説明する。

◎整備塔について説明する。

△ミューセンターで作業途中のロケットを実際に見学する。

△疑問に感じたことを質問する。
まとめ
(15分)
6.今日の見学で分かったことや感想をまとめる。
△総合ノートに今日の見学で分かったことや感想をまとめる。

授業の感想・メモ

  •  内之浦宇宙空間観測所でパラボラアンテナや作業途中のロケットを実際に見学した。実際の大きさや作成途中のばらばらのロケットをとても意欲的に見学し、気付いたことや分かったことを詳しく総合ノートにメモすることができていた。人工衛星、ロケット、パラボラアンテナの関係を実物を見ながら理解することができ、貴重な体験になったと思う。

第8回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 これまでの学習を振り返り、最初に集めた疑問を整理して、自分が調べたい内容を明確にすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                         
指導上の留意事項
導入
(5分)
1.これまでの学習を振り返る。

2.本時の学習の見通しを持つ。
◎設営物や写真等でこれまでの学習を振り返る。

◎本時では、調べたい内容を整理して、グループ分けすることを知らせる。

△学習の見通しを持つ。
展開
(25分)
3.これまでにみんなで集めた疑問を分類して整理する。

4.各グループで調べたいことを具体的に書き出す。

5.調べ方を考える。
◎疑問を子どもたちと話し合いながら分類する。

△自分が調べたい内容のグループを選ぶ。

◎グループごとに調べたい内容を明確に持たせる。

△グループごとに調べたいことを話し合い、具体的に書き出していく。

△調べる方法を考える。
グループ
(1)太陽と自然環境
(2)太陽と生物(いのち)
(3)太陽とエネルギー
(4)ロケット・衛星について
まとめ
(15分)
6.今日の学習の感想を書く。

7.次時で行うことを確認する。
△総合ノートに感想をまとめる。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  •  授業を開始した当初に子どもたちが持っていた疑問を分類・整理し、グループ分けを行うことができた。一つのテーマだけでなく、調べてみたい内容がどんどん出てくる子どももいた。グループごとに話し合って今後調べていく内容をある程度明確にできたので、少し予定よりも時数を増やして、調べる時間をしっかりと確保したいと思う。

第9回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 各グループのテーマに合わせて、本やインターネットを使って情報を集めることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                         
導入
(10分)
1.グループで調べることを確認する。

2.本時の学習の見通しを持つ。
◎前時にグループで話し合った調べたいことを確認し、明確にさせる。

◎だれが何を調べるか役割分担を明確にして、スムーズに調べ活動に入れるようにする。

△学習の見通しを持つ。
展開
(110分)
3.各グループで調べる。
「太陽と自然環境」
・地球温暖化について
・日焼けと紫外線
「太陽といのち」
・太陽がなくなったらどうなるか
「太陽とエネルギー」
・ソーラーシステムとその利用価値
「ロケット・人工衛星」
・ソーラーBの仕組み
・ロケットの発射の仕方
◎調べている様子を観察し、適時助言を行う。

△本やインターネットから必要な情報を探し、メモをとる。

◎著者名やアドレスを控えさせる。

△学習発表会での発表も視野に入れ、発表したいことを具体的に考える。
まとめ
(15分)
4.今日の学習の感想を書く。

5.次時で行うことを確認する。
△総合ノートに感想をまとめる。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  •  前時に決めた各グループで調べ活動を行った。それぞれのテーマから調べたいことを明確にして調べ活動を行うことができた。しかし、調べ始めると、なかなか内容が理解できないものが多く助言を行う機会が多かった。今日の授業では、とにかく情報をたくさん集めるという点では、子どもたちなりに意欲的に活動に取り組むことができたと思う。今後、調べた事柄を徐々に整理していき、学習発表会での発表につなげられるようにしたい。

第10回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
学習発表会へ向けて、各グループの発表内容をまとめ、発表の準備をすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                         
導入
(10分)
1.前時までの学習を振り返る。

2.本時の学習の見通しを持つ。
◎本時で行うことを明確にさせ、学習の見通しを持たせる。

△学習の見通しを持つ。
展開
(70分)
3.各グループで調べる。
「太陽と自然環境」
・地球温暖化について
・日焼けと紫外線
「太陽といのち」
・太陽がなくなったらどうなるか
「太陽とエネルギー」
・ソーラーシステムとその利用価値
「ロケット・人工衛星」
・ソーラーBの仕組み
・ロケットの発射の仕方
◎調べている様子を観察し、適時助言を行う。

△調べたことをまとめる。

◎著者名やアドレスを控えさせる。

△学習発表会での発表の練習を行う。
まとめ
(10分)
4.今日の学習の感想を書く。

5.次時で行うことを確認する。
△総合ノートに感想をまとめる。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  •  学習発表会へ向けての活動を中心に行った。各グループ・個人がしなければならないことが明確に持てていたので、スムーズに活動を行うことができた。学習発表会では、調べたことを一つの劇の中に盛り込んで発表することになっている。まだまだ練習が不十分な段階であるが、分かりやすい発表の仕方などのスキル面も含めて極め細やかに指導を行い、分かりやすい発表ができるようにしたいと思う。

第11回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 学習発表会へ向けて発表の練習を行い、自分の発表内容を覚えることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                    
導入
(2分)
1.本時の学習の見通しを持つ。
◎本時で行うことを明確にさせ、学習の見通しを持たせる。

△学習の見通しを持つ。
展開
(40分)
2.劇の練習をする。
△本番と同様の形式で劇の練習をする。

◎発表の仕方等のスキル面で気付いたことを適時助言する。
まとめ
(3分)
3.よかったところや改善点を振り返る。

4.次時で行うことを確認する。
△よかったところや改善点を発表する。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  • 学習発表会へ向けて、本番と同様の形式で発表の練習を行った。今は「太陽」について考えるという学習とは少し離れた状態になってはいるが、これまで調べたことを盛りこんだ発表内容になっており、各グループが内容や形式を工夫することができていると思う。

第12回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「学習発表会」
これまでの学習の成果を分かりやすく発表することができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                 
導入
(45分)
1.他学年の発表を鑑賞する。
△他学年の発表を鑑賞する。
展開
(15分)
2.これまでの学習の成果を発表する。
△これまでの学習の成果を発表する。

◎発表の補助を行う。
まとめ
(30分)
3.他学年の発表を鑑賞する。

4.今日の発表を振り返る。

5.次時で行うことを確認する。
△他学年の発表を鑑賞する。

△今日の発表を振り返る。

◎これからの学習につなげる話をする。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  •  今日は、学習発表会本番ということで、これまでの学習の成果を発表した。発表については、練習の成果を出すことができ、子どもたちは満足していたように思う。しかし、発表内容は、まだまだ調べ学習や実験等の活動の時間が少なく、浅い状態である。今後、今日発表した内容をさらにふくらませて、また新たな疑問を見つけ、その解決をさせていきたいと思う。



    学習発表会「SOLAR NEWS」台本
    C=キャスター
     C1:おはようございます。今日も一日のスタートは、この番組から。
        「ソーラーニュース」の時間です。司会は、(        )と
     C2:(       )です。
     C1・2:よろしくお願いします。
     C2:それでは早速、今日の特集からいきましょう。
        今日の特集は、最近大人気の「太陽戦隊ソーラーレンジャー」です。
        今日は太陽からはるばる1億4960万kmの距離を超えて、スペシャルゲスト
        として、太陽戦隊ソーラーレンジャーの皆さんがかけつけてくださいました。
        みんなで呼んでみましょう。
        せーの!!太陽戦隊ソーラーレンジャー!!(みんなで言う)


    第1章:ソーラーレンジャーの登場とロケットの仕組み・人工衛星ソーラーBの紹介
        (「ロケット・人工衛星」グループ)
    <太陽戦隊ソーラーレンジャー登場(ロケットで)>
    S=ソーラーレンジャー
     S:(ステージの中央に出てきて)われら!正義の味方!太陽戦隊!ソーラーレンジャー!!
       (決めポーズ)
       全員で大きな拍手
     C1:さすがソーラーレンジャー!かっこいいですね!
     S:ハッハッハッ、それほどでも。
     C2:今日は遠いところからわざわざありがとうございます。
     S:いえいえ、このロケットで来ましたから、大したことはありませんよ。
     C1:ロケットですか?!やっぱり正義の味方は、レベルが違いますね!
        ところで、ロケットって、どんな力を使って飛んでいるのですか?
     S:なるほど、いい質問ですね。でも、そんなに難しいことではないんですよ。
       今から簡単な例を見せますので、ご覧ください。

    ◎推力(  が調べた)の実演をする。 → 風船を息をふきこんで、手をはなしてとばす。

     S:この推力でロケットを飛ばしているんですよ。
     C2:すごーい!!そう言えば、9月23日に内之浦から太陽を観測するソーラーBが打ち上げ
        られましたよね?ご存知でしたか?(ソーラーBの写真)
     S:もちろんです!!今日ここに来るときに見かけましたよ。ちゃんと軌道にのっていましたよ。
       データが届くのは11月末だそうですね。また何か新しいことが分かりそうですね。
     C1:楽しみですね。さて、今日は、皆さんの一日に密着させていただけるということなのですが、
        早速外に出てみましょうか。
     S:そうですね。レッツゴー!!

    ◎推力以外のことは「ロケット・人工衛星」グループで内容を考える。
     ・ロケットは人工衛星を運ぶ乗り物、重量のほとんどが燃料、部分的につくられ、
      積み上げられてロケットができる、など発表する。

      ※外に出た設定で
     C2:しかしまたなぜ今回は、わざわざ地球に来られたのですか?
     S:実は・・・最近地球にムーンジョーカーという悪者が来ているらしいんですよ。


    第2章:ムーンジョーカーの登場と地球の美しさ(「太陽といのち」グループ)
      ※CとSは、そのまま舞台そでに引く
      ※(暗い音楽をかけて)ムーンジョーカー登場
    M=ムーンジョーカー
     M:ワッハッハッハ!!われらはにっくきソーラーレンジャーを困らせるために作られた
       悪の秘密組織!!ムーンジョーカーだ(決めポーズ)!!
     M:今日はやつらは地球に来ているらしいぞ。困らせてやるぞ~!!イッヒッヒ!
      ※Mは大きく笑い声を上げながら、舞台そでに引く
      ※さっきの続きの雰囲気でCとSが出てくる(明るい音楽とともに)
      ※同時に、植物・草食動物・肉食動物・人間も登場(太陽といのちグループ)
    ―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-
     S:いやあ、やっぱりいつ来ても地球は美しいですね。
     S:季節の移り変わりを知らせる草花たち、見る者の心を癒してくれる動物たち、
       それらとともに生きる人間たち・・・
     C1:ずっとこうありたいですねえ。
    ―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-―-
    ↑時間が足りず、本番ではカットする。

    第3章:日焼けの危険性(「太陽と自然環境」グループ)
    G=女子高生 K=彼氏
     G:ねえねえ!やっぱりバッチリ日焼けしてて健康的な肌の人が格好いいよねー!!
     K:うんうん!絶対そう思う!!男も女の子も日焼けしている方が絶対格好いいぜ!!
     G・K:今日も太陽の光いっぱい浴びてガンガン日焼けするぞー!!
     S:いかん!!あれはいかんぞ!!完全に勘違いしているぞ!!
     S:日焼けというのは、すごく危険なものなのだ!!
     S:これは我々が救わなければ!!

    ◎日焼けの仕組みや危険性を説明(太陽と自然環境グループ)
     ・太陽の光の良いところ・悪いところを発表する。
      良いところは、骨が強くなる、命の源であるなど。
      悪いところは、シミ・シワのもと、老化を早める、皮膚ガンのもと、
      日焼けのしすぎはヤケドと同じ、目の病気もおこすなど。

     C2:さすがソーラーレンジャー!!見事に救いましたね!!ブラボー!!
     S:ハッハッハ!何て言ったって・・・われらは!正義の味方!太陽戦隊!ソーラーレンジャー!!
       (決めポーズ)


    第4章:便利なソーラーシステム(「太陽とエネルギー」グループ)
     S:うーむ・・・何だか太陽の悪いところが目立ってしまったなあ・・・。
     S:せっかく地球に来たんだから太陽のいいところを紹介しないと!!
     C2:太陽のいいところと言えば、思いうかぶのはやっぱり太陽エネルギーですね!!
     C1:いろんなところに利用されていますよね!!

      ※道に銭湯、病院、レストランがある
    銭=銭湯の親父さん 医=病院のお医者さん セ=近所のセレブ
     S:おっ!!この通りには太陽エネルギーがいっぱい生かされているなあ!!
     銭:いやあ、ソーラーレンジャーさんじゃないかい!!太陽エネルギーにはいっつもお世話に
       なってるんだよ!!ソーラーエネルギーを利用してお湯を沸かしてるんだから!!
     医:うちもだよ!!うちの病院は、患者さんが過ごしやすいように、ソーラーエネルギーを
       使って病院内の温度を一定に保ってるんだよ!!ありがたい、ありがたい!!
     セ:オッホッホ!うちもですのよ!!うちはソーラーエネルギーを使って床暖房にしているのよ。
       冬でもいつもポカポカしていますのよ!!オッホッホ!!

    ◎ソーラーシステムについて説明する。(「太陽とエネルギー」グループ)
     ・ソーラーカーを実際に動かしてみせた。

     C1:ソーラーエネルギーはいろいろなものに利用できるんですね!!
     S:そうそう!!だから新世代エネルギーと言われてるんだよ!!


    第5章:太陽の消滅(「太陽といのち」グループ)
      ※暗い音楽とともにムーンジョーカー再登場
     M:けっ!!何がソーラーシステムだ!!何が新世代エネルギーだ!!いらいらするぜ!!
     M:よーしこうなったら・・・・ソーラーレンジャーが平和ボケしている間に太陽を
       こわしちゃえ!!
     M:そうだそうだ!!イッヒッヒ!!
      ※ムーンジョーカーが太陽を壊す
      ※ムーンジョーカーがいなくなったら、キャスターがニュース速報を入れる
     C2:特集の最中ですが、ここでニュース速報です!!
        大変です!!太陽が!!太陽がなくなってしまいました!!!!!
     C1:太陽がなくなったらどうなってしまうのでしょう!!
      ※女子高生とその彼氏、銭湯の親父さんやお医者さん、セレブなどの登場人物が出てきて、
       みんなでパニックにおちいる
      ※同時に草花役、草食動物役、肉食動物役、人間役も出てきてパニックに
     草花:うわあーーーーー太陽がないと日光が当たらないから、光合成が
        できないよーーーー!!!!!
     草花:光合成ができないと、養分がつくれなくて死んでしまうよーーーーー(草花死ぬ)
     草食:うわあーーーーー植物たちがどんどん死んでいくーーーー
     草食:植物がないと食べるものがなくてぼくたちも死んでしまうよーーーー(草食死ぬ)
     肉食:うわあーーーーー草食動物たちが死んでいくーーーーー
     肉食:食べるものがないよーーーーうわあーーーーー(肉食死ぬ)
     人間:食べるものが何もない!!!太陽の光がなくなって、気温がどんどん下がっていく!!!!
     人間:寒い!!もうダメだ・・・・・太陽がなくなると何もかもなくなるんだーーーーー
     M:イッヒッヒ!!ざまーみろ!!!!この世界はやみの世界だ!!!
     M:そうだ!!おれたちの世界だ!!!!


    第6章:ソーラーレンジャー対ムーンジョーカー
      ※ソーラーレンジャー登場
     S:何てことをしたんだムーンジョーカー!!みんなをこんなに苦しめて、絶対にゆるさんぞ!!
      ※しばらく対決する
     S:手ごわいな・・・こうなったら、あれを使うしかないな・・・・
     S:みんな集まれ!!地球のすべての生き物たちとも力を合わせて、みんなで太陽玉を出すぞ!!
     S:手を上にかざして!!気持ちをひとつにするんだ!!
     S:そうだ!!もう少しだ!!よし!!行くぞ!!
     S:みんな気持ちをひとつにした太陽玉だ!!くらえーーーー!!
      ※太陽玉を投げる
     M:うわーーー熱い!!溶けるーーーー!!
     M:にげろーーー
      ※ムーンジョーカーが逃げて太陽が復活する
     みんな:やったー!!太陽が復活したぞーーーー!!
      ※同時に草花などいろんなものや人が復活していく
     S:ふー、これで一安心だな。
     C1:ありがとう!ソーラーレンジャー!!
     みんな:ありがとうソーラーレンジャー!!
     S:よし!!そろそろ帰るぞ!!
     C2:じゃあみんなでお別れの歌を歌おうよ!!ムーンジョーカーも一緒に歌うぞ!!
     みんな:そうだそうだ!!
      ※歌「手のひらを太陽に」


    第7章:キャスターのまとめ
     C1:いやあ、今日は大変な一日でしたね!!
     C2:でも、ムーンジョーカーも反省したし、地球も元通りになってよかったですね!!
     C1:わたしたちのいのちの源、太陽に感謝しないといけませんね!!
     C1:皆さんも、感謝しましょう!!
     C2:それでは、今日はこのへんでお別れです。
     C1:さようなら
     C2:さようなら

第13回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 学習発表会で発表した内容をグループごとに整理しなおしたり、新たな課題を見つけて調べたりすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                 
指導上の留意事項
              
導入
(15分)
1.学習発表会を振り返る。
△学習発表会で学習した内容を想起する。

◎学習発表会のビデオを見せる。
展開
(60分)
2.学習発表会で発表した内容を整理したり、新たな課題を見つけて調べたりする。
・太陽と自然環境
・太陽とエネルギー
・太陽と命
・ロケット・人工衛星

3.調べたことなどを発表する。
△本時で行う学習活動の見通しを持つ。

◎本時の学習内容を明確にさせる。

◎子どもたちの活動の様子を見ながら適時助言を行う。

◎各グループが進めた内容を発表させる。

△本時の成果を発表する。
調べる道具としては
・本
・インターネット
・JAXAの資料
「はやぶさくんの冒険日誌」
「もっと知りたい宇宙Q&A」
「宇宙年間2006」
「星の子どもたちへ」
「宇宙を知るための自由研究」
「宇宙からのメッセージ」
「星とロケットを“作ってみよう”」
まとめ
(15分)
4.感想を書く。

5.次時で行うことを確認する。
△今日の活動の反省や他グループの発表を聞いての感想、新たな疑問等をまとめる。

◎今後の学習計画を話し合わせる。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  •  今日は学習発表会後、久しぶりの総合の授業ということで、子どもたちの頭の中も太陽から少し離れていたので、これまでの活動を振り返る活動からスタートした。子どもたちは、学習発表会での発表内容には、非常に満足している様子だった。そして、本時で何をするか話し合い、各グループごとの活動に移った。これまでに分かっていることを整理したり、新たに調べたいと思ったことをJAXAの資料も活用しながら意欲的に調べることができていた。特に、「ロケット・人工衛星」グループの子どもたちは、11月下旬に届くだろうといわれているソーラーBの観測データに興味を持っている様子だった。

第14回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 新たな課題を見つけて調べたり、調べたことを分かりやすくまとめたりすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
            
導入
(15分)
1.前時の学習を振り返る。
△前時に発表した内容を想起する。

◎前時の発表資料を見せる。
展開
(60分)
2.学習発表会で発表した内容を整理したり、新たな課題を見つけて調べたりする。
・太陽と自然環境
・太陽とエネルギー
・太陽と命
・ロケット・人工衛星

3.調べたことなどを発表する。
△本時で行う学習活動の見通しを持つ。

◎本時の学習内容を明確にさせる。

◎子どもたちの活動の様子を見ながら適時助言を行う。

◎各グループが進めた内容を発表させる。

△本時の成果を発表する。
調べる道具としては
・本
・インターネット
・JAXAの資料
「はやぶさくんの冒険日誌」
「もっと知りたい宇宙Q&A」
「宇宙年間2006」
「星の子どもたちへ」
「宇宙を知るための自由研究」
「宇宙からのメッセージ」
「星とロケットを“作ってみよう”」
まとめ
(15分)
4.感想を書く。

5.次時で行うことを確認する。
△今日の活動の反省や他グループの発表を聞いての感想、新たな疑問等をまとめる。

◎今後の学習計画を話し合わせる。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  • 前回の授業に引き続き、調べ学習主体の授業を行った。各グループで新たな疑問を見つけ、それについて本・インターネット・JAXAの資料を使って、やや広範囲的にではあるが、意欲的に調べる活動を進めることができていた。画用紙等にまとめる活動も含めて、今後は、何かを作る活動や実験等の活動も入れていきたい。そして、できたものをもとに2学期の最終的な発表に繋げられるように指導していきたいと思う。

第15回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
 調べたことを分かりやすくまとめて、2学期のまとめをすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                
指導上の留意事項
              
導入
(5分)
1.前時の学習を振り返る。
△前時に発表した内容を想起する。

◎前時の発表資料を見せる。
展開
(70分)
2.学習発表会で発表した内容を整理したり、新たな課題を見つけて調べたりする。
・太陽と自然環境
・太陽とエネルギー
・太陽と命
・ロケット・人工衛星

3.調べたことなどを発表する。
△本時で行う学習活動の見通しを持つ。
◎本時の学習内容を明確にさせる。

◎子どもたちの活動の様子を見ながら適時助言を行う。


◎各グループ2学期に調べた内容を発表させる。
△2学期の成果を発表する。
調べる道具としては
・本
・インターネット
・JAXAの資料
「はやぶさくんの冒険日誌」
「もっと知りたい宇宙Q&A」
「宇宙年間2006」
「星の子どもたちへ」
「宇宙を知るための自由研究」
「宇宙からのメッセージ」
「星とロケットを“作ってみよう”」
まとめ
(15分)
4.感想を書く。

5.次時で行うことを確認する。
△今日の活動の反省や他グループの発表を聞いての感想、新たな疑問等をまとめる。

◎今後の学習計画を話し合わせる。

△次時で行うことを確認する。

授業の感想・メモ

  • 2学期最後の授業を行った。2学期は、学習発表会があり、その時点までの内容はまとめていたので、今回は、学習発表会以降に調べた内容について発表させた。各グループ発表を行ったが、2学期は、本やインターネットに頼る学習が多かったので、深まりがあまりなかった。したがって、どうしても子どもたち自身は理解できていない、または発表を聞いても理解できない内容が多かった。教師の支援としても、なかなか難しい部分があり、全体を把握しきれなかった。2学期はこれで終わってしまうが、3学期は、身近な生活や地元(内之浦)に目を向けさせる必要がある。

第16回目/全16回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
「鹿児島県内の小学校3校合同による成果発表交流会」
自分たちで調べたことや町の紹介を発表し、他の学校と交流して自信や理解を深めたり、新たな疑問や感想をもったりすることができる。
調べたことを分かりやすくまとめて、2学期のまとめをすることができる。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
                     
導入
(5分)
1.テレビ会議システムの注意事項を知る。
◎テレビ会議システムを利用するにあたって注意しなければならないことを説明して理解させる。
◎本時の学習の目的を理解させる。
展開
(75分)
2.岸良小学校の発表を聞く。

3.調べたことなどを発表する。

4.中平小学校の発表を聞く。
△他校の発表を、自分たちとの共通点や相違点を考えながら聞く。

◎伝わりにくかったところなどを子どもたちに説明する。
まとめ
(10分)
5.感想を書く。
△今日の活動の反省や他校の発表を聞いての感想、新たな疑問等をまとめる。

授業の感想・メモ

  • 準備や打ち合わせ等、難しい面も多々あったが、何とか3校とJAXAをつないでのテレビ会議システム授業ができたことが良かったと思う。子どもたちも、普段とは少し違う環境の中で、普段会わない子どもたちと一緒に発表会ができ、とても満足そうだった。機材や通信の面など、技術的な問題はややあったものの、第1回目の試みとしては、大成功だったのではないかと思う。時間的にぎりぎりになってしまい、質疑応答での交流の時間がとれなかったことは残念ではあるが、次回があれば、それをできるような教師側の準備や打ち合わせも綿密に行う必要があるのではないかと思う。

    <子どもたちの感想>
    ・学習したことを他の学校の人やJAXAの方に伝えられて良かった。海がめの様子や種子島のことがよく分かった。
    ・岸良小のみなさんと中平小のみなさんでテレビ会議をしてみて、岸良のことや種子島のことがよく分かりました。それと、JAXAの浅野さんとも楽しくできてよかったです。
    ・いつも目立たない僕なのに、いざテレビにうつるとなったら、自分の出番が待ち遠しくなって、最後にいっぱいうつるチャンスだったけど休憩でうつれなくなってしまった・・・。
    でも、岸良小・中平小の発表を見れてとても楽しかった。
    ・テレビ会議をしたのは初めてだったので、ドキドキしました。岸良小の人と中平小の人とマイクをつないで発表するのが、とても楽しかったです。またぜひしたいです。
    ・テレビ会議は初体験で、とてもよい思い出になりました。また種子島や岸良のことがよく分かりました。ロケットについても、内之浦のロケット基地と種子島のロケット基地の違いもよく分かりました。また交流したいです。
    ・たとえ遠いところでも、声や映像がつながっているからすごいと思いました。発表のとき、目の前に聞いている人はいないけど、他校の人に向かって発表していると思ったら、ちょっと緊張しました。
    ・テレビ会議の練習のときは声が出なかったけど、本番のときはマイクを使ったけど声が出たので良かったです。
    ・今回の交流学習でテレビ会議を使ったのは、よい経験にもなったし、勉強にもなり、交流できてすごくよかったです。
    ・種子島の特徴が分かりました。中平小とは初めてだったので、ちょっと緊張しました。
    ・初めて学校で機械を使って授業をしたのでワクワクしました。またしてみたいです。
    <発表内容>
    11月7日(第12回目)に行われた「学習発表会」で発表した台本「SOLAR NEWS」をアレンジする。
    ★第12回目/全16回『授業記録シート』
「ソーラーカーにライトを当てると走る」について発表するようす
「ソーラーカーにライトを当てると走る」について発表するようす
他校の発表を熱心に聴いているようす
他校の発表を熱心に聴いているようす
他校から出題された問題に元気よく答えるようす
他校から出題された問題に元気よく答えるようす

鹿児島県・肝付町立内之浦小学校

スタッフブログ

2007年03月02日 内之浦小・岸良小・中平小の3つの小学校が合同交流会を行いました

交流会の様子1

ご存知のとおり鹿児島県にはJAXAのロケット打上げ基地(発射場)が2箇所(内之浦宇宙空間観測所と種子島宇宙センター)あるのですが、今日は、自分たちの故郷にロケット発射場を持つ3つの小学校がインターネットを利用した会議システムを使って合同交流会を行いました。

参加してくれたのは、内之浦小学校と岸良(きしら)小学校、そして種子島にある中平小学校の生徒さんたちです。

それぞれの学校が、今年度 宇宙教育センターとの連携による授業を行ったのですが、「せっかくなんだから、お互いの学校で学んだことや、ふるさとの紹介をやってみようよ」ということになり、肝付町役場の方や各学校の先生方が中心となって準備を進めていただき、今日の交流会開催となりました。(先生方、おつかれさまでした!)

3つの小学校に、相模原の宇宙教育センターを加えた4箇所を接続し、いざ開始!
パソコンに映る各地点の様子に、みんな興味津々。代わる代わるウェブカメラを覗き込んでみたり、マイクに向かって話しかけたり。

交流会の様子2
宇宙教育センターからは、こんな感じで参加。
あたたか〜く交流会の様子を見守っております。

「こんにちはー。こちらは内之浦小学校です。聞こえますかー?」
「はーい。こちらは種子島の中平小学校です。ちゃんと聞こえまーす。」
「岸良小学校も、よく聞こえてまーす。」
「JAXAも大丈夫。ちゃんと聞こえてるよー。」
こんな感じでワイワイ楽しく始まった交流会ですが、それぞれの学校から実に多彩な内容が紹介・発表されました。

岸良小学校からは、日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げた内之浦宇宙空間観測所の紹介や、ふるさとの「棒踊り」などが披露されました。
内之浦小学校は、学習発表会でも披露した「太陽」に関する発表や、実際にミニソーラーカーにライトを当てて走らせるといった実験を見せてくれました。
中平小学校は、総合学習で「環境」について勉強したこと、種子島宇宙センターやロケットのこと、火縄銃やサツマイモ・赤米など郷土の名物を紹介してくれました。

交流会の様子4
手に持って見せてくれているのが、種子島の「赤米」です。

そうそう、ご当地クイズも出してくれました。 試しにみなさんもチャレンジしてみてください。 (答えは最後に書きますね)

 <もんだい1> 黒米は、炊くと何色になる? 次の中から選んでください。

           1ばん: 黒色   2ばん: 紫色    3ばん: 白色

 <もんだい2> サトウキビの絞り汁を煮詰めてできた固まりは何色?

           1ばん: 白色   2ばん: ピンク色  3ばん: 黒色

意外なスペシャルゲストも登場です。

交流会の様子5
えっ、もしかして ワタクシのことかしらん?

そうですよ、インギー鶏さん。
明治時代、イギリスの帆船「ドラメルタン」号が暴風雨によって種子島に漂着しました。助けてくれた御礼にと、船員たちはその中で飼育されていた鶏をあげたのだそうです。そのイギリス人たちのことを地元の言葉で「インギー」と呼んでいたことから、その鶏は「インギー鶏」として名付けられ、現在まで大切に飼育されているとのこと。

中平小のみんなが大事に抱え上げ、オス・メス各1羽のインギー鶏が紹介されました。

交流会の様子6
みなさんこんにちは、インギー鶏です。
しっかりカメラ目線での出演です。

こんな感じで終始なごやかに進んだ交流会、最後に感想を聞いてみると、
   「楽しかったでーす!!」
   「勉強になりましたー!!」と、
とーーーーーーーっても元気な声で答えてくれました。

技術が発展し、インターネットで遠く離れたお友達とも交流ができる便利な時代になったけど、いちばん大切なのは「伝えたい」「分かってもらいたい」という気持ちと、そのための努力。3つの小学校のみんなが一生懸命に準備して交流会に臨んだこと、よーく伝わりました。
準備期間は短かったはずなのに、みんなよくがんばったね。

どうやらこの3つの学校、「いつかまた一緒に交流会やりましょう」と、すでに約束が交わされたとか。
次回の交流会では、どんなことを披露してくれるのでしょうか、楽しみです。

それでは最後に、ご当地クイズの答えです:
 もんだい1の答えは 「2ばん:紫色」  もんだい2の答えは 「3ばん:黒色」でした。

授業連携実績一覧

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