授業連携

宇宙から見た美しい地球 守るのは私たち。

長野県・上田市立菅平小中学校

  • 中学校
  • 小6
  • 中1
  • 中2
  • 中3
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

美しい地球が、温暖化の影響を受け、さまざまな影響を受けていること学び、温暖化の原因といわれている二酸化炭素を正確に測定できる衛星、GOSATの持つ技術の凄さを知る。そして自分たちにできることは何かを考える。

<対象>

小学6年生13名、中学1年生8名、中学2年生19名、中学3年生10名合計50名

<期間>

平成20年8月26日、9月8日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
50分
授業
37名
1.ヘッド・アース・キャップをつくる
2.方位の確認
3.時刻の確認
4.自転の確認
5.月の見え方
6.月食
7.金星の見え方
2
100分
講義
50名
「GOSATをはじめとした人工衛星の種類について」
講師:三浦 健史
(JAXA宇宙利用ミッション本部GOSATプロジェクトチーム 主任開発員)
※「だいち」の画像とだいちの紹介
※人工衛星の種類
※地球観測衛星とは?
※人工衛星で地球温暖化ガスを測る
支援:岸 詔子

第1回目/全2回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
身近な月の見え方を学ぶ。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動                  
導入
(3分)
月の見え方
展開
(40分)
1.ヘッド・アース・
キャップをつくる

2.方位の確認

3.時刻の確認

4.自転の確認

5.月の見え方

6.月食
◎南を指す。
「左側は?」・・・△東

◎地球上で南を指している。1億分の1に縮めると、直径13cm。
地球儀の上に人形をのせ、この子の視点で、空がどう見えるか。「地上からの視点」
皆さんは、宇宙からこの子を見ている。「宇宙からの視点」
自分の頭を1億分の1に縮小。鼻が日本列島で、その上に人形が立っている。
この子は南を見ている。
地球が自転するとどちらかは、わかりませんが、自転するとこちらが南、今度はこちらが南になる。宇宙空間では、絶対的な方角はない。

◎どの方位かがわかるように、ヘッド・アース・キャップをつけます。電球を点ける。
「真南に太陽があります。朝、昼、夕方のいつですか。」・・・△真昼。
「太陽が西にあると、日本列島は、いつですか。」・・・△夕方。
「朝になりましょう。」「地球の自転の向きは?」

△太平洋→日本→日本海

◎地球儀を自転の向きに回転させる。「夕方になって下さい。」

◎「西に月があると、どんな形に見えますか。真西にすると顔を向けないと見えないので、南西で方向でもいいです。横目で見ます。月、光ってないですか。」・・・△三日月

◎「南に月があると、どんな形に見えますか。」・・・△半月

◎「東の空だと。真東にあると見えないので、南東でもいいです。」・・・△満月

◎「明け方になります。南の空に見える月は」・・・半月最後に月食をつくります。

◎他の人の顔を見て下さい。何か気付いたことはありますか。

△クマができている。(目の上で影ができていることに気付かせる)

◎私の顔を見て下さい。

◎ここでは、月食は見えますか。・・・・△見えない

◎月食は月の影のところに行かないと見えないのです。
まとめ
(7分)
金星の見え方
ツアー
2009年7月22日の皆既日食の記事を紹介する。金星の見え方を紹介する。

授業の感想・メモ

  • ヘッドアースモデルで、身近な存在である月の見え方がよくわかった。

    金星は、地球より太陽より近いことがよくわかった。

第2回目/全2回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>
JAXAやGOSATの役割知り、愛称をつけよう。

9月4日の授業の指導目標について、先生の方でご記入をお願いします。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
導入
(1分)
講師紹介
◎宇宙航空研究開発機構 宇宙利用ミッション本部
GOSATプロジェクトチーム
三浦 健史様の紹介
展開
(80分)
だいちの画像とだいちの紹介
・人工衛星の種類
・地球観測衛星とは?
・二酸化炭素測定装置を使って息に含まれる二酸化炭素を測定する。
・人工衛星で地球温暖化ガスを測る方法
・GOSATの愛称募集について
・愛称のつけ方
・GOSATが出来上がるまで(試験風景等)
・愛称を考えよう
△二酸化炭素測定装置を使って息に含まれる二酸化炭素を測定する。

△GOSATの愛称を考える
まとめ
(19分)
・講師の方へ質問。感想発表
◎感想発表をさせる。

△質問、感想記入、発表

授業の感想・メモ

  • 3、4時間にGOSATの人工衛生について教えてもらった。知らなかった事がたくさん知れた。自分達が付けた名前が通ったらいいと思った。
  • 今日はJAXAの人工衛星のことをやった。人工衛星はとてもすごいことを知った。いろんな目をもっていて、それを打ち上げるために、うち上げテストがあってすごいお金をかけてがんばっているのだなぁーとわかった。
  • 3、4時間目にJAXAの方が来て、地球温暖化についての授業をやってくれた。具体的には、GOSATという人工衛星の話を聞いた。これは、地球上に温室効果ガスがどのように分布しているか調べるものらしい。そこで私が一番びっくりしたのは、この人工衛星1つ作るのに6年もの歳月がかかっているということをやっているんだなぁと思った。今日はいろいろとすごく勉強になった。
  • 今日、JAXAの三浦さんがきて、衛星の話をしてもらいました。かなり、衛星が私達の生活に役だっていることがわかりました。そしてこの文はその時もらった、紙をつかったボールペンでかいています。けっこういい書き心地です。
  • JAXAの方の話を聞いた。人工衛星をつくるのに10年ぐらいもかかると知って、すごくビックリしました。しかも、いろいろな実験をしてすごいなと思った。だけど、地球のためになるからとてもいいなと思いました。こういう仕事もいいなと思いました。

長野県・上田市立菅平小中学校

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