<全授業を通した指導目標>
本校数理科学科の生徒は、科学的な事柄に大きな興味・関心を持っているが、その具体的な事例や内容についての知識は乏しい状態である。このような生徒たちにJAXAなど研究機関と連携し、最先端の科学技術や研究を示すことは、学習意欲を高め進路を考える上で非常に有意義なことと考える。
また、普段の授業でひとつのテーマについて、掘り下げて学習することは時間的に困難なため、授業以外の時間を活用することが求められている。SPP事業講座型学習活動は、こうした状況を解決するには最適な事業であり、今までSPPに参加してきた状況を考えるとその教育的効果が非常に大きい事業であると実感している。
今年度は、多くの生徒が興味・関心を持つ宇宙天文分野でどのように宇宙が開発されているか、宇宙開発がどのように発展していくかを考えるために、具体的な惑星ロボットのプログラミングと操作を行う。このことを通し、ただ単に宇宙について学ぶだけでなく、実際の探査計画の立て方、ロボット光学などを多岐にわたる内容を学習することができる。その中でこの講座後に発展的事項を生徒自らが探究していければと期待している。
また、探査計画をグループごとで討論し考えることで、コミュニケーション能力を育成することを考えている。
また、年度末に課題研究の内容をレポートにまとめ特別活動記録集として発刊、かつ12月に予定されている2学年の数理科学科の課題研究発表会を行い、表現力を養い、情報発信力を養いたいと考えている。そしてさらに、興味関心を高め、生徒自らの進路を決定させる機会とさせたい。
<対象>
高校生 16名
<期間>
平成21年8月5日~平成21年8月28日
<区分>
- SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)