授業連携

宇宙での生活・宇宙食

大阪府・大阪府立大和川高等学校

  • 高等学校
  • 中3
  • その他

概要

<全授業を通した指導目標>

 全国初の教育センター附属高等学校(平成23年4月開校。現 大阪府立大和川高等学校)で実施される「JAXA連携宇宙講義」(夏休みなどに集中講義として行う予定)を先行実施し、説明会に参加された中学生と保護者・教員に体験してもらう。
 宇宙での暮らしや骨粗鬆症予防に向けて工夫されていることを理解し、また、宇宙食カレーと市販されているレトルトカレーとの原材料名を比較し、試食することで、具体的な骨粗鬆症予防の工夫を知る。

<対象>

中学3年生 45名

<期間>

平成22年10月30日

<区分>

体験授業

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
40分
講義
45名
宇宙食についての講義と実習
実習
講師:中沢 孝
(有人宇宙環境利用ミッション本部有人宇宙技術部宇宙飛行士健康管理グループ 主任開発員)
支援:松岡 均

第1回『授業記録シート』

<今回の授業の指導目標>

 全国初の教育センター附属高等学校(平成23年4月開校。現 大阪府立大和川高等学校)で実施される「JAXA連携宇宙講義」(夏休みなどに集中講義として行う予定)を先行実施し、説明会に参加された中学生と保護者・教員に体験してもらう。
 宇宙での暮らしや骨粗鬆症予防に向けて工夫されていることを理解し、また、宇宙食カレーと市販されているレトルトカレーとの原材料名を比較し、試食することで、具体的な骨粗鬆症予防の工夫を知る。

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(3分)
・大阪府教育センター附属高等学校の体験授業についての説明(宮田教諭)




・JAXA講師の中沢先生の紹介(宮田教諭)
◎ JAXA宇宙教育センターと大阪府教育センターが連携予定(平成22年12月22日協定締結)であり、今回、茨城県つくば市のJAXAよりお越しいただいたことの説明。(宮田教諭)

◎ 中沢先生の紹介。(宮田教諭)
・JAXAからの講師と大阪府立大和川高等学校の教員が、ティーム・ティーチングで行うことの説明。
展開
(32分)
・宇宙での生活・宇宙食についての講義と実演(中沢先生)







・宇宙食カレーと市販されているレトルトカレーとの原材料名を比較、試食して違いを考える(宮田教諭)
◎ 宇宙での生活・宇宙食について、パワーポイントを用いて講義。(中沢先生)

◎ 鮭おにぎり・赤飯に湯を注入し、保存性のある宇宙食が試食できるまでの実演。(中沢先生)

◎ 宇宙食カレー(A)と市販されているレトルトカレー(B)との原材料名を比較、試食する際の注意点の説明。(宮田教諭)

△ 紙皿にのせた2つのレトルトカレー(A・B)を、ワークシートの原材料名を見ながら、違いを記入する。

△ 宇宙食であるとわかったその理由を考え、ワークシートに記入する。
・市販された宇宙食のうち、実際に宇宙で食べられているものを三択にしているので、積極的に挙手をして参加させる。
・以下のポイントを講義の中で伝える。
1. 宇宙では、無重力のため、骨に負荷がかかりにくいのでCaの吸収が悪く、骨粗鬆症になりやすいこと。および運動だけでなく、Caの吸収促進のいいビタミンDを食事内容にとりいれること。
2. 無重力状態のため、体液の循環が変化し、顔がむくみ、鼻が詰まって嗅覚や味覚が鈍くなるので、香辛料や塩分の多いものが好まれる。
まとめ
(5分)
・宇宙での生活・宇宙食のまとめ(中沢先生)



・体験授業のまとめ(宮田教諭)
◎ 中学生が試食した様子や感想をきいて、宇宙での生活・宇宙食のまとめを行う。(中沢先生)

◎ 体験授業のまとめ(宮田教諭)
・宇宙での暮らしや骨粗鬆症予防に向けて工夫されていることが理解できているか確認。

授業の感想・メモ

  • 中学生と保護者・教員を対象とした、大阪府教育センター附属高等学校の第2回学校説明会・体験授業を、午前と午後の2回、実施した。
  • 科学館等で市販されている宇宙食を、実際に宇宙で食べていると思っている中学生がほとんどだったので、中沢先生からの講義に驚いている様子だった。初めて宇宙食カレーを試食した皆さんは、その美味しさに感激されていた。レトルトカレーの食べ比べ等、事前に中沢先生にご提案をいただいたので、ティーム・ティーチングのかたちで授業を行うことができたことがたいへん良かった。今後、大阪府教育センター附属高等学校の「JAXA連携宇宙講義」等で、今回のような授業を実施する予定である。

大阪府・大阪府立大和川高等学校(2)

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