<全授業を通した指導目標>
「環境に調和した生活」について、地球規模で考える際、宇宙から地球を考え、宇宙環境の中で人間が生活するために開発された宇宙開発の技術を知り、身近な所でその考え方や技術が活用されていることを知る。そのことを通して、環境負荷の少ない「循環型社会」の実現を目指し、省エネルギーな暮らしを考えて実践させていく。
<対象>
高校1年生 307名
<期間>
平成22年5月14日~平成22年6月4日
<区分>
- 教科 (家庭科)
授業連携
広島県・広島県立祇園北高等学校
「環境に調和した生活」について、地球規模で考える際、宇宙から地球を考え、宇宙環境の中で人間が生活するために開発された宇宙開発の技術を知り、身近な所でその考え方や技術が活用されていることを知る。そのことを通して、環境負荷の少ない「循環型社会」の実現を目指し、省エネルギーな暮らしを考えて実践させていく。
高校1年生 307名
平成22年5月14日~平成22年6月4日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
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01
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5月14日
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50分
|
授業
|
307名
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消費活動と環境
・様々な環境問題が起こった理由と自分たちの生活を見直す |
02
|
100分
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講義
演示実験 |
307名
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宇宙での生活から考えるエコライフ
・宇宙に関する講義 ・真空実験 ・浄水実験 ・ソーラーカーと燃料電池カー |
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講師:小口 美津夫 (JAXA研究開発本部未踏技術研究センター 特任担当役) |
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03
|
5月26日
|
100分
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授業
|
307名
|
自分たちができる「エコ・プロジェクト」を考える
・省エネルギーな生活を考え,「エコ・プロジェクト」の計画を立てる。 ・エコポスターの作成 |
04
|
6月4日
|
50分
|
授業
|
307名
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「エコ・プロジェクト」のまとめ
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<今回の授業の指導目標>
地球と宇宙環境の違いをとおして,自分たちが当然のように使っている空気や水が大切であることを知り、宇宙で人間が生活するために開発された技術が,地上で生活に役立てられていることを理解し,「環境負荷の少ない生活に」ついて考える。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
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導入 (10分) |
本時の学習活動について知る。 JAXAについてその活動内容を知る。 |
◎講師の紹介 ○自己紹介とJAXAの仕事について説明する。 △JAXAとは、何をしているところなのかを理解する。 |
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展開 (85分) |
宇宙の最新情報を知る。 地球・月・惑星の環境について知る。 宇宙までの距離について知る。 大気圏の構造と重さについて知る。 宇宙は、どんな所なのかを知る。 人体と重力・無重力と宇宙服について知る。 宇宙で生活するために、必要な仕組みについて知る。 |
△宇宙の最新情報について説明を聞き、興味関心を持つ。 △シャトルから見た地球やかぐやから見た月や火星の映像を見て、地球と他の惑星との違いを知る。 ○宇宙までの距離を説明をし、宇宙までの距離が意外と近いことを理解させる。 ○空気の重さについてゴム板を使っての実験を見せる。 △空気の重さを理解する。 ○演示実験(真空実験)をとおして、生徒の想像力を働かせるように促す。 △真空状態でろうそくの火はどうなるのか、プロペラで回っている飛行機はどうなるのか、空気の入った手袋はどうなるのか、サイダーやマシュマロはどうなるのかを見て、真空では人間が生きられないことを理解する。 ○真空実験をとおして、宇宙服の必要性を説明する。 △宇宙での生活が人体に与える影響について理解する。 ○ISSでの生活や無重力での魚の泳ぎ方や、ゴミ処理実験や空気再生実験のDVDを見せる。 △地球生態系の仕組みや宇宙で生きるために必要な技術について知る。 ○演示実験(浄水実験)をとおして、科学技術の浄化能力を説明する。 △自然の浄化能力と科学技術による浄化能力の違いを体感する。 ○演示実験(ソーラーカーと燃料電池カー)をとおして、再生型エネルギーについて説明する。 ○宇宙技術が生活の中で活用されている例を説明する。 △多くの宇宙技術が生活の中で活用されている事を知り、環境問題の解決に役立てられている事を理解する。 ○生命の大切さを実感させ、生存可能な唯一の場所である地球の大切さを考えさせる。 |
・DVDの映像や演示実験を見せることで、一層興味関心をもたせ、授業効果を上げる。 ・途中の休憩時間(開始50分後)には、実験装置に近づいてマシュマロの形状を直接観察させるなど、生徒と講師との交流も大切にする。 |
まとめ (5分) |
本時のまとめ 次時の予告 |
△自分たちの住んでいる地球を守り、今をしっかり生きていかないといけない事を知る。 △講師に謝辞を述べる。 |
広島県・広島県立祇園北高等学校(1)