授業連携

金環日食(大規模な部分日食)の観察

岡山県・倉敷市立万寿東小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

太陽の光を月が遮る日食の仕組みについて興味をもつことで、太陽・月・地球の位置関係と月の満ち欠け等の学習の動機付けができるようにする。また、日食の観察を通して、太陽や月に対する豊かな心情を育むことができるようにする。

<対象>

小学6年生 117名

<期間>

平成24年5月1日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
45分
授業
61名
1.地球と月の位置関係(それぞれの大きさと距離をモデルでとらえる)
2.日食が起こる場合の、太陽・地球・月の位置関係
3.金環日食についての説明
4.日食の観察方法と注意点(ピンホール現象を利用した「木漏れ日観察」)
講師:遠藤 純夫(JAXA 宇宙教育センター)
2
5月1日
45分
講義
56名
1.地球と月の位置関係(それぞれの大きさと距離をモデルでとらえる)
2.日食が起こる場合の、太陽・地球・月の位置関係
3.金環日食についての説明
4.日食の観察方法と注意点(ピンホール現象を利用した「木漏れ日観察」)
講師:遠藤 純夫(JAXA 宇宙教育センター)

第1回目/全2回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(3分)
・JAXAについての紹介
・講師紹介
展開
(40分)
1.地球と月の位置関係












2.日食が起こる場合の、太陽・地球・月の位置関係


3.金環日食についての説明


4.日食の観察方法と注意点(ピンホール現象を利用した「木漏れ日観察」)
1.◎地球と月の大きさの関係をモデル(発泡スチロール球)でとらえることができるようにする。
△示されたモデルから、ふさわしい球を選ぶ。
◎モデル球を地球と月に見立てた場合の両者の距離関係をつかむことができるようにする。
△モデルをつかって距離感をつかむ。

2.◎日食が起こる場合の太陽・地球・月の位置関係をモデルを使って演示する。

3.◎金環日食について説明する。

4.◎直接太陽を観測することの危険性を伝え、「木漏れ日観察」の方法を紹介する。
△穴を空けたカードを使ってピンホール現象を実験で確かめる。
まとめ
(2分)
・講師へのお礼
・金環日食観測の呼びかけ

授業の感想・メモ

  • 月と地球との距離が意外にも離れていることで、宇宙の広がりを感じることができたと思う。太陽・地球・月の位置関係がそれぞれ変わっていることも理解できたので、月の満ち欠けの学習へつないでいきたいと考えている。
  • 金環日食への興味をもったことは確かだが、それ以上に「木漏れ日」で日食の観測ができることに驚きを感じていた。JAXAのホームページに「木漏れ日観測」の写真が掲載されることを知り、写真を撮ってみようと思った児童もいたようだ。

岡山県・倉敷市立万寿東小学校(6年生)

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