<全授業を通した指導目標>
・JAXAの事業や宇宙歩行士の生活や活動などを学ぶことから、宇宙や地球に関しての興味・関心を高める。
・人工衛星から見た地球の姿を学ぶことで、人工衛星が私たちの生活に役立っていることだけでなく、地球環境が悪化していることなどに気付き、地球の環境を大切にしようという態度を育てる。
<対象>
小学5年生 90名(3クラス)
<期間>
平成24年4月16日~11月30日
<区分>
- 教科 (理科)
授業連携
岐阜県・大垣市立東小学校
・JAXAの事業や宇宙歩行士の生活や活動などを学ぶことから、宇宙や地球に関しての興味・関心を高める。
・人工衛星から見た地球の姿を学ぶことで、人工衛星が私たちの生活に役立っていることだけでなく、地球環境が悪化していることなどに気付き、地球の環境を大切にしようという態度を育てる。
小学5年生 90名(3クラス)
平成24年4月16日~11月30日
回 |
実施日 |
時間 |
形式 |
人数 |
授業内容 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
4月16日 |
45分 |
授業 |
90名 |
「天気の変化」で人工衛星ひまわりの雲写真などから天気の変化を学ぶ。 |
2 |
9月10日 |
45分 |
授業 |
90名 |
「台風と天気の変化」で人工衛星ひまわりの台風の雲写真などから天気の変化を学ぶ。 |
3 |
90分 |
講義 |
90名 |
宇宙ってどんなところ?人工衛星で地球を見ると? |
|
講師:内藤 聖貴 (JAXA 宇宙利用ミッション本部 地球観測研究センター) |
|||||
4 |
11月30日 |
90分 |
授業 |
90名 |
宇宙や人工衛星について調べ学習を行う。 |
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
指導上の留意事項 |
---|---|---|---|
導入 (10分) |
・JAXAについて知る。 1.はやぶさ、イトカワ 2.ロケット打ち上げ 3.宇宙飛行士 4.宇宙服 5.人工衛星で地球を観測 (GPS・環境問題・災害観測・天気予報) |
◎JAXAスタッフの紹介 講師:内藤聖貴先生 ◎課題を確認し、しっかり聞いてメモを取るように話す。 △写真や、説明を聞きながらメモを取る。 |
・今日はどういう内容で講話を聞くか説明し、興味をもたせる。 |
展開 (70分) |
・宇宙について。距離、ロケットが飛ぶ仕組み、宇宙ステーションの大きさ、宇宙食にならない物などをクイズ形式で。 ・宇宙ステーションでの生活について。宇宙飛行士のスケジュール、食事、服装、睡眠、トイレなどの写真と説明図で。 ・宇宙飛行士の仕事について。研究、組み立て、観測、宇宙飛行士になる条件。 <質問タイム> ・人工衛星から見た地球や人工衛星打ち上げについて。写真やVTRを用いて。 ・温度観測実験。赤外線カメラを用いて。お湯、水、風船、カイロなど。赤外線カメラに写らないゲルマニウムも用いて。赤外線カメラの有効性。 ・人工衛星の観測による地球の環境の変化について。 |
△クイズに自分の考えを進んで挙手で表す。 △宇宙から人工衛星を使ってみると、東小学校が見えることを知る。 △ロケットの秒速7.9kmやコーラの開発に2千万円かかったこと、おしっこの水分をきれいにして飲むことに驚き、人々の努力や技術の高さを知る。 △宇宙飛行士になるには、知識、英語、健康だけでなく優しい心が必要であることを学ぶ。 △疑問に思うことを進んで挙手をし、質問をする。 △人工衛星の制作から運搬、打ち上げまでのVTRを見る。 △温度差の違いが赤外線カメラで分かることを知り、意欲的に観察したり、参加したりする。 △人工衛星画像から、地球の環境の変化を見て、地球環境問題を考える。 |
・子ども達が集中して聞けているか、目を配る。 ・赤外線カメラによる映像で温度差が分かることを、どの子にも納得できるよう温度の違いが分かるお湯と氷水を使ったり、実際に自分たちの映像を見て、服や眼鏡、顔などの温度差などに気付いたりようにする。 |
まとめ (10分) |
・まとめ 「地球環境を守ること」「宇宙の神秘に目を向けること」につなげていく。 |
◎今回の話を聞いて、学んで勉強になったことや楽しかったことなどをお礼の手紙で表すことを話す。 |
・話を聞いて、宇宙や人工衛星などについてもっと詳しく調べたいという意欲をもたせる。 |
岐阜県・大垣市立東小学校(5年生)