授業連携

月周回衛星「かぐや」から知る月、太陽、宇宙

岐阜県・大垣市立東小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

・月周回衛星「かぐや」の活動の様子を学ぶことから、宇宙や地球に関しての関心を高める。
・人工衛星から見た地球や月の姿を学ぶことで、月の位置や形、表面の様子について知り、 宇宙や地球、太陽に対する豊かな心情を育てる。

<対象>

小学6年生 113名(3クラス)

<期間>

平成24年10月11日~10月30日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
10月11日
45分
授業
113名
「太陽と月のちがい」について、文献や写真などから考える。
2
10月16日
45分
授業
113名
「太陽と月の形について」で月周回衛星「かぐや」の写真などから太陽や月の特性を学ぶ。
3
90分
講義
113名
月周回衛星「かぐや」から知る月、太陽、宇宙
講師:加藤 學
(JAXA 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系)
4
10月30日
45分
授業
113名
宇宙や月、太陽について調べ学習を行う。

第3回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・JAXAの活動について概要を知る。
1.月周回衛星「かぐや」
2.ロケットの打ち上げ
3.今までのJAXAの活動
◎JAXAスタッフの紹介 講師:加藤 學先生
◎課題を確認し、しっかり耳を傾け、メモを取るように話す。
△写真や、説明を聞きながらメモを取る。
・今日はどういう内容で話を聞くか説明し、興味をもたせる。
展開
(80分)
・太陽、地球、月の大きさ、位置などをクイズ形式で行う。
・実際の太陽、地球、月の表面や地下の様子、位置などの写真と映像で説明する。


<質問タイム>

・月で地球における地震のような「月震」があることや、形がイメージどおりでないことなどを写真やVTRを用いて説明する。

・月の謎や月周回衛星「かぐや」が明らかにしたことを説明する。
・これからの月周回衛星「かぐや」の活動について説明する。
・将来のJAXAの活動や宇宙開発の展望について説明。
△クイズに自分の考えを進んで挙手で表す。

△月周回衛星「かぐや」の打ち上げから探査の様子までのVTRを見る

△疑問に思うことを進んで挙手をし、質問をする。

△月の形は球ではなく、楕円のような不思議な形をしていることなどを聞き、宇宙の神秘にひかれる。

△月の表面の様子や地下の構造を知り、月について理解を深める。
△クレーターの実際の映像を見て、疑問に思っていた大きさについて知る。
△これからの宇宙開発について思いをはせる。
・子ども達が集中して聞けているか、目を配る。






・積極的に自分の考えを発表させる。
・話や映像から、気がついたことを意欲的にメモするように指導する。
まとめ
(10分)
・まとめ 
「宇宙の謎」「宇宙の神秘」に目を向けることにつなげていく。
◎今回の話を聞いて、学んで勉強になったことや楽しかったことなどをお礼の手紙で表すことを話す。
・話を聞いて、宇宙や月周回衛星「かぐや」などについてより詳しく調べたいという意欲をもたせる。

授業の感想・メモ

  • 宇宙に関わるクイズを通して楽しく学んだり、月周回衛星「かぐや」の打ち上げなどを最新の画像や映像等で見たりすることで、子どもたちは意欲的に話を聞いたり、メモを取ったりすることができた。
  • 月の裏側の様子など、授業では扱わないことがわかり、児童の好奇心を刺激することができた。今後の月の観察や学習につながると考えられる。
  • 月にも地球の地震と同じ「月震」があるという話は、児童にとってかなり印象深いものだった。授業後の感想にも多くの児童にその記述が見られた。
  • 今回の講話後、JAXAの活動や宇宙、地球や月についてもっと深く学びたいという児童が増えた。インターネットや本で調べたり、宇宙に関連した新聞記事を集めたりする児童が増えた。

岐阜県・大垣市立東小学校(6年生)

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