授業連携

どうして月は満ち欠けしていろいろな形で見えるのか

兵庫県・神戸市立妙法寺小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月と太陽を観察し、月の位置や形と太陽の位置を調べ、月の見え方や表面の様子についての考えをもつことができる。

<対象>

小学6年生 66名

<期間>

平成26年10月22日~11月5日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
10月22日
45分
授業
66名
月について知っていることを出し合う。太陽、月、地球の位置関係とそれぞれの動きについて確認するとともに、どうして月は満ち欠けして見えるのか、考えさせる。
2
55分
講義
66名
太陽の黒点を実際に見て球体であることを実感する。月が満ち欠けする理由をバムーン(月の模様を描いた球体)に投光器の光を当て、カメラ映像で地球からどのように月が見えるか演示実験を通して分かりやすく解説する。
講師:佐藤 毅彦
(JAXA 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系)
3
10月27日
45分
授業
66名
月の満ち欠けする理由を、自分たちで考え、それを確かめるための実験方法を考える。
4
10月28日
45分
授業
66名
自分たちで考えた方法で、月が満ち欠けする理由を確かめる実験を行う。様々な形の月を球体を動かすことによってどう見えるか、自分の目で直接確かめる。
5
10月29日
45分
授業
66名
太陽のことについて詳しく調べる。
6
11月5日
45分
授業
66名
太陽と月のことについて、観察したことや調べたことを発表し、まとめる。

兵庫県・神戸市立妙法寺小学校(6年生)

第2回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
太陽の黒点を遮光板を使って観察する。
△遮光板を使って、太陽を観察する。
◎観察したことで気づいたことを発表させる。
・一人ひとり、自分が科学者になったつもりで、実際に観た事実に基づいて発言させるようにすることで、太陽が球体であるということを証明させる。
展開
(35分)
月が満ち欠けして見える理由を知る。
◎バムーン(月の模様を描いた球体:仮想の月)に投光器の光(仮想太陽の光)を当て、地球からどのように見えるかわかるようにカメラをセットする。
△月が満ち欠けして見える理由を、実際の様々な形をした月の写真とバムーンに投光器の光を当てカメラに映し出された映像を比べて、月がどの位置にあるときに写真のような形になるのか考える。月の位置と見える形についての関係を演示実験を通して理解する。
・実際のつきの映像と比べることで、月の位置がどこにあるときそのようなつきの形に見えるか考えさせることで、月と位置と見え方による関係に気づかせるようにする。
まとめ
(10分)
月の位置による月の見え方の違いを映像を通して確認する。
◎バムーン(仮想の月)・投光器(仮想の太陽)を、地球の位置にセットしたカメラの映像で、月の位置と見え方の違いを確認していけるようにする。
△月の位置による月の見え方の違いを映像を通して確認する。
太陽の位置・月の位置を確認しながら、どのような形に見えるか確認していくようにする。

授業の感想・メモ

  • バムーンという月の模様が実際に描いてある仮想の月に光を当てたものと、実際の月の映像を比べることで、月の位置を考えることができた。模様があることにより、位置だけでなく、地球の方に見えている面についても考えることができた。実際の写真やカメラ映像を通して、子供たちは興味深く講義を受けることができた。実際に学んだことをいかして、次時では、自分たちので個々に実験し確かめたい。単元を通して、児童が実際に空の観察を行う中で、実感を伴った理解ができるようこれからも支援していきたい。
授業の様子1

兵庫県・神戸市立妙法寺小学校

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