授業連携

月と太陽

三重県・四日市市立笹川東小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科

概要

<全授業を通した指導目標>

月の位置や形の変化について興味・関心をもち、月の形の見え方を太陽との位置関係から推論して追究し、月の形の見え方が規則的に変化する理由について考えることができるようにする。また、観察や資料に基づいて、月と太陽の表面の違いを理解するとともに、月や太陽に対する豊かな心情を育てる。

<対象>

小学6年生 52名

<期間>

平成26年10月23日~11月11日

<区分>

教科 (理科)

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
10月23日
45分
授業
(調べ学習を含む)
52名
・月と太陽の動きについて、4年生時の「月や星の位置と変化」の単元の復習
・月の表面の様子について、写真からわかることをまとめる。(教科書)
2
10月28日
45分
授業
(調べ学習を含む)
52名
・月の満ち欠けについて、太陽との位置関係からわかること
・ボールと電灯をつかった、月の見え方について観察と考察
3
45分
講義
<JAXA連携授業>
49名
・人工衛星「かぐや」から撮影した月の写真
・その写真からどんなことが分かるのか
・月の見え方と月食
・岩田先生がご専門の月の内部に関する研究の様子
・月以外の興味深い情報(例:地球の水はどこからきたのか)
(学年合同)
講師:岩田 隆浩
(JAXA 宇宙物理学研究系)
4
11月7日
45分
授業
(調べ学習を含む)
51名
・太陽の表面の様子について、写真からわかることをまとめる。(教科書)
・太陽の表面の様子について、月と比較して考える。
5
45分
講義
<JAXA連携授業>
51名
・人工衛星「ひので」から観測した太陽の様子について
・太陽の表面(黒点等)の様子と、内部の仕組みについて
・金環日食について
・太陽フレアとその影響について
(学年合同)
講師:清水 敏文
(JAXA 太陽系科学研究系)
6
11月11日
45分
観察
授業
52名
・太陽の観察(遮光板を使用)
・単元のまとめ

<第7次に試験を実施>

第3回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(2分)
・最近の理科学習内容「月の満ち欠け」「月の表面」の復習
・JAXA講師の紹介
◎事前(前週)に行った、「月の満ち欠け」「月の表面」に関する学習内容について確認させた。(学級担任)

△担任の話をもとに、現在学習中の内容についてふりかえり、JAXA講師による講義につなげる布石をうった。

◎JAXA岩田先生からの自己紹介と本時の学習の流れについて伝達。
・本時の学習内容が、既習事項とどのように繋がるのかについて確認させる。
展開
(40分)
・人工衛星「かぐや」から撮影した月の写真からわかることについて
(クレーターの様子や地質について、月の誕生について)

・太陽と月の位置関係により、月の形の見え方が変化することについて

・月食について

・岩田先生がご専門の月の内部に関する研究の様子について

・月以外の興味深い情報(例:地球の水はどこからきたのか)について
◎岩田先生は、左記の各学習内容について、パワーポイント上にJAXAが撮影した月に関するスライドや情報を、大変わかりやすい構成で示し講義してくださった。

◎月の大きさ、地球との位置関係についての講義では、発泡スチロール球を月に見立てて児童(一部)に持たせ、教室内で立たせて位置関係や大きさを理解させた。
△模型(発泡スチロール球)を使った講義により、月と地球の位置関係を具体的に捉えたり、太陽(電球)の光との位置関係により月の形の見え方が変わることを視覚的に理解していた。

△講義を聴きながら、自分たちが学習してきた内容に知識を加えて整理したり、わかったことや疑問に思ったことをノートに書きだしたりした。

△ほぼすべての児童が、岩田先生の講義を熱心に聴いていた。月の表面の映像や、太陽系にある小惑星等の資料を見て歓声をあげる児童もいた。その様子から、児童が好奇心をもって学習に臨んだ様子がみてとれた。
・興味をもったことや、疑問等について、自由にノートにメモさせる。

・メモすることに熱心になるあまり、要点を聞き漏らさないように注意させる。
まとめ
(3分)
・講義内容に関して児童から質問


<時間外>
・ふりかえり用紙に記述
◎児童からの質問に答える(岩田先生)、児童を指名する(学級担任)

<時間外>
△興味をもったことや分かったこと等について、専用のアンケート用紙に記述させる。




・今回の講義が充実した学びとして残るよう、具体的に記述させる。

授業の感想・メモ

  • 太陽と月の位置関係により、月の形の見え方が変化してく様子について事前に学級で授業を行ったが、模型への光の当て方等の教具準備が複雑であり、教師が難儀したまま今回を迎えていた。今回は、JAXAの岩田先生が、発泡スチロール球の模型と電球を用いて、月(模型)と太陽(電球)の位置関係を明確に示しながら講義していただいたため大変わかりやすく、私たち教師にとっても勉強になるものだった。また、教師の知識では教えられない月に関する最新の研究や、月の画像が載ったたくさんのスライドを使って解説していただけたため、児童の宇宙科学に対する関心を高めるうえで、大変価値のある講義になった。
授業の様子1
授業の様子2

第5回目/全6回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(2分)
・最近の理科学習内容「太陽の表面」の復習
・JAXA講師の紹介
◎ちょうど同日4時間目に行った、「太陽の表面」に関する学習内容について、教科書を提示しながら確認させた。(学級担任)

△担任の話をもとに、現在学習中の内容についてふりかえり、JAXA講師からの講義につなげる布石をうった。

◎JAXA清水先生からの自己紹介と本時の学習の流れについて伝達。
・教科書を用意して提示し、本時の内容が、既習事項のどこと繋がるのか、児童が把握しやすいようにする。
展開
(40分)
・人工衛星「ひので」から観測した太陽の様子について

・太陽の表面(黒点等)の様子と、内部の仕組みについて

・金環日食について

・太陽フレアとその影響について
◎清水先生は、左記の各学習内容について、パワーポイント上にJAXAが撮影した太陽に関するスライドや情報を、大変わかりやすい構成で講義してくださった。

△講義を聴きながら、自分たちが学習してきた内容に知識を加えて整理したり、わかったことや疑問に思ったことをノートに書きだしたりした。

△ほぼすべての児童が、清水先生の講義を熱心に聴いていた。黒点がうごめく映像や、太陽表面の画像を見て「お~」という歓声があがっていた。その様子から、児童が好奇心をもって学習に臨んだ様子がみてとれた。

△ノートに整理したことをもとに、「まとめ」の時間に質問する内容と文言を考える児童もみられた。
・興味をもったことや、疑問等について、自由にノートにメモさせる。

・メモすることに熱心になるあまり、要点を聞き漏らさないように注意させる。
まとめ
(3分)
・講義内容に関して児童から質問


<時間外>
・ふりかえり用紙に記述
◎児童からの質問に答える(清水先生)、児童を指名する(学級担任)

<時間外>
△興味をもったことや分かったこと等について、専用のアンケート用紙に記述させる。




・今回の講義が充実した学びとして残るよう、具体的に記述させる。

授業の感想・メモ

  • 我々教職員のもつ知識や資料では伝えられない宇宙の美しい光景や不思議、魅力について、鮮明な動画や画像を提示して解説していただくことができた。太陽の誕生についての講義を聞いて、宇宙の起源について調べたいという児童や、コロナや日食の仕組みについて図書館に行って自分でも確認したいという児童が数名見られたため、科学的探究心をもち宇宙の不思議に迫るうえでの動機づけになったと考える。オーロラができる仕組みや、太陽フレアとその影響、太陽の磁場などについて発展的に解説していただき、最近学習した「太陽の表面」についての知識をより深める学習になった。
授業の様子3
授業の様子4
授業の様子5

三重県・四日市市立笹川東小学校

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