授業連携

総合的な学習の時間「都市の環境」

東京都・千代田区立九段中等教育学校

  • 中学校
  • 中1
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

1.「環境」をテーマに課題解決の手法や学び方・発表の仕方の基礎を身に着けさせる。
2.地球環境問題の現状について学習し、他者に対して科学的に説明できるようにする。
3.環境についての企業の取り組みを知り、体験活動を通して千代田区の環境について考える。
4.キャリア教育の視点から、環境問題を解決しようとする人々の努力に目を向け自ら行動しようとする意識を持つ。

<対象>

中学1年生 160名

<期間>

平成26年4月30日~7月18日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
4月30日
50分
講義
160名
環境学習についてのオリエンテーション
2
5月9日
100分
講義・ディスカッション
160名
環境新聞作成の手順の説明。
環境に関する新聞記事を持ち寄り、意見交換をする。
身近な地球環境はもちろん、宇宙の環境を含めた広い視点で環境について考える。
3
5月28日
50分
講義・授業
160名
丸の内地区・東京駅周辺見学についての事前学習
環境新聞作成
JAXAの方への質問を考える。
4
5月30日
100分
見学・講演
160名
丸の内地区・東京駅周辺見学
丸の内オアゾ環境対策についての説明
5
6月25日
50分
授業
160名
環境新聞作成
6
110分
講義・ディスカッション
160名
講義「衛星観測と気候変動」
講師:木村 俊義氏
(JAXA 地球観測研究センター センサ研究室長)
講師の方への質問、意見交換
7
110分
講義・実験・ディスカッション
160名
講義「真空実験・炭酸ガス吸着実験」
講師:小口 美津夫氏
(JAXA 研究開発本部)
講師の方への質問、意見交換
8
7月18日
100分
授業
160名
環境新聞作成

第6回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
JAXAについての紹介
展開
(80分)
人工衛星から見た地球の姿
気候と気象の違い
気候変動が起こるとどうなるか
地球温暖化
△宇宙を見上げる視点から、人工衛星からの視点に変わったところから講師の方の話に引き込まれていった。
まとめ
(20分)
Q&A
・人類がいなかったら温暖化は起きないのか
・宇宙人はいるかていなかったか
・温暖化はなくなるか
・南半球で変わったことはあるか
活発に質問していた

授業の感想・メモ

生徒の感想から

  • 人工衛星にも一つ一つに役割があり、協力してデータを作っていることがわかりました。
  • 気候変動という言葉は知っていましたが、意味はあやふやでした。温暖化の仕組みもわかり、自分も防がないといけないと思いました。人工衛星から撮った映像も初めて見るものばかりで感動しました。宇宙のことについてもっと知りたいと思いました。

第7回目/全8回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
環境とは
展開
(80分)
惑星の環境
地球型惑星・木星型惑星
宇宙といえるのはどの地点からか
宇宙環境
オゾン層
真空実験(ゴム手袋・マシュマロ)
生きるために必要なもの
宇宙ステーションでの生活
炭酸ガスの除去
水の大切さ
△宇宙までの距離を知り、真空・高温・超低温・無重量・広い「環境」をイメージした後実験を見せていただく。真空の状態でゴム手袋、マシュマロを使った実験に歓声が上がった。
まとめ
(20分)
Q&A
活発に質問していた

授業の感想・メモ

  • 今回の講座で環境に関する様々なことを学べただけでなく、JAXAの研究に興味を持つことができました。地球を人工的に作る取り組みがあることを知り、とても驚いた。また、水の再生技術など、とても環境によく、リサイクルの取り組みもあり、それを地球内でもっと進めていけばかなりの省エネになるのではないかと思いました。
  • 宇宙から見た地球の環境問題についてよく知り、理解することができました。マシュマロが真空から空気を入れる時に縮んだのがとても驚きました。

東京都・千代田区立九段中等教育学校

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