授業連携

宇宙開発で使われている技術 太陽系小天体と「はやぶさ2」の最新情報

三重県・四日市市立港中学校

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概要

<全授業を通した指導目標>

地球から見える星や宇宙に興味を持ち、日周運動や年周運動が地球の自転や公転が原因となっておこることを見出させる。
太陽系を構成する天体の特徴を知り、それぞれの見かけの動きや見え方の変化について理解させる。
身近な恒星である太陽の特徴やその他の恒星の特徴を理解させ、さらに太陽系より広い宇宙の広がり、銀河系や銀河について学習しながら、宇宙の広大さを実感させる。

<対象>

中学3年生 77名(2/3は全校生徒255名参加)

<期間>

平成27年12月1日~平成28年2月3日

<区分>

教科 (理科(地球と宇宙))

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
12月1日~18日
50分
授業
77名
日周運動や年周運動による見かけの変化と季節の星座について
(2学級ごとに50分授業を6回実施)
2
1月20日~25日
50分
77名
太陽系の天体について
惑星、小惑星、衛星、彗星などの特徴
(2学級ごとに50分授業を3回実施)
3
1月26日
50分
授業
77名
太陽系とその外側の天体
銀河系とその他の銀河
宇宙の広がりについて
4
120分
講義
255名
太陽系の天体
小惑星について
小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」について
※3年生の授業に1,2年生も合同参加
講師:吉川 真(JAXA 宇宙科学研究所)

第4回目/全4回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(15分)
・太陽系の惑星と小惑星について概要を知る
△惑星については聞いたことがあるものも多く、ほとんどの生徒が関心を持って聞いていた。
展開
(90分)
・小惑星の存在を知る
・小惑星を探査する意義について知る
・探査機打ち上げのためのロケットについて知る
・ロケットが打ち上がる原理を実験を通して確かめる
・小惑星「イトカワ」について
(休憩10分)
・はやぶさミッションについて
・はやぶさの優れた技術について
(リアクションホイール、イオンエンジン、ターゲットマーカー、ミネルバなど)
・はやぶさ2の目的とリュウグウについて
・はやぶさのさらに次のミッションについて
△具体的な小惑星の説明とそれらの大きさの比較が非常にわかりやすく、高い関心を持って聞いていた。

△発泡入浴剤入りのフィルムケースが打ち上がる様子から、ロケットもガスを噴き出すことで宇宙へ打ち上がることが理解していた。

△休憩中、講師の先生のもとに質問に来る生徒が多くおり、関心の高さがうかがえた。


△姿勢制御のためのリアクションホイールがジャイロ効果を利用しているという説明で、コマを回すことで確認することができた。
△印象的な動きをする小型ローバーミネルバに関心を持って話をきいていた。



・発泡入浴剤ロケットのためにブルーシートなどを引き備えておく


・日本の技術が使われているという点に関心を持たせたい


・一見自分とは関係ない小惑星探査は、自分たちのくらしを守るスペースガードにつながっていると知る
まとめ
(5分)
・質疑応答により疑問を解決する



・生徒代表よりお礼の言葉
△次の質問があった
・「宇宙の外はどうなっているのか?」
・「なぜ、この職業についたのか。きっかけは?」

授業の感想・メモ

  • はやぶさのミッションについてCGなどを使って説明をしたいただいたことが生徒にとって非常にわかりやすかったようです。
    発泡入浴剤ロケットで打ち上がる実験は子どもたちの関心を引き、ロケットが打ち上がる仕組みがわかりやすかったと思います。
    生徒の感想の中に「個人的に質問でき、愛読していた雑誌にも載っていた先生に出会え、感激した」というものもあり、生徒にとって良い刺激になったと思います。
授業の様子1
授業の様子2

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