授業連携

宇宙飛行士養成講座

神奈川県・横浜市立南高等学校・附属中学校

  • 中学校
  • 中3
  • 高1
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

宇宙に進出する事業の意義を理解して「宇宙から地球を見る視点」を養い、宇宙や国際社会で活躍するリーダーを育成する。また、さらには将来の宇宙飛行士を養成することを目標とする。

<対象>

中学3年生 160名、高校1年生希望者 40名

<期間>

平成27年7月21日~平成28年3月18日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
70分
プラネタリウム上映
40名
本校プラネタリウム室
高校1年生希望者を対象に、プラネタリウムを利用して、惑星、月、流星群等の天体と、国際宇宙ステーションの日本実験棟等のJAXAの宇宙開発等を学ぶ。
7月21日、22日、23日、24日、27日の全5回
2
300分
見学・実習
45名
JAXA筑波宇宙センター見学、実習
中学3年生30名+高校1年生15名を対象に、宇宙飛行士養成施設見学と宇宙飛行士になるための授業と実習「宇宙飛行士採用試験体験」
3
50分
実習
160名
宇宙飛行士に挑戦
中学3年生を対象に、本校の教室にて、宇宙飛行士採用試験のホワイトパズル、ゼログラビティー生き残り探究等の実習を行う。(1クラス40名×4回)

第1~5回目/全10回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・本校プラネタリウム室にて、プラネタリウム(GOTO GE-II)による星空の投影を鑑賞する。
・星座、月、ペルセウス座流星群、惑星、赤道直下の星空などを見る。
・本校プラネタリウム室にて、プラネタリウム(GOTO GE-II)による星空の投影を行う。
・星座、月、ペルセウス座流星群、惑星、赤道直下の星空などを投影する。
・プラネタリウムは当日夜の星空を投影できるように調整する。
・適切なBGMとアナウンスで関心を高めるように工夫する。
展開
(30分)
・プラネタリウムのドームスクリーンに映し出されたパワーポイントの映像を見て、天体や国際宇宙ステーションの観測の仕方や基本的な天文の知識を学ぶ。
・最先端のJAXAの宇宙開発の技術と活動や国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうについて学ぶ。
・将来、計画されているHTV-Rや有人宇宙飛行について学ぶ。

等の内容を全5回行う。
・プラネタリウムのドームスクリーンにプロジェクターを用いてパワーポイントの映像を投影し、天体や国際宇宙ステーションの観測の仕方や基本的な天文の知識を学ばせる。
・最先端のJAXAの宇宙開発の技術と活動や国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうについて学ばせる。
・将来、計画されているHTV-Rや有人宇宙飛行について学ぶ。学ばせる。

等の内容を全5回行う。
・あらかじめ、プロジェクターとノートPCを用意しておく。
・現在のJAXAの活動を紹介するパワーポイントを作成した。
まとめ
(10分)
・本授業を振り返りながら、パワーポイントの映像を見て、未来の宇宙開発と宇宙旅行を考える。
・本授業を振り返させながら、パワーポイントの映像を見て、未来の宇宙開発と宇宙旅行を考えさせる。
・BGMと映像で未来への夢を喚起させるよう工夫する。

授業の感想・メモ

  • 会場は本校プラネタリウム室
    7月21日、22日、23日、24日、27日の全5回
    高校1年生 希望者40名

第6回目/全10回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(20分)
・筑波宇宙センターに到着し、HIIロケット(実機、一部レプリカ)を見る。
・筑波宇宙センター内での注意事項とスケジュールを確認する。
◎HIIロケットについて説明する。
◎筑波宇宙センター内での注意事項とスケジュールを確認させる。活動の場所を指し示して説明する。
・事前にガイダンスを開いたり、往路の貸し切りバスでJAXAの紹介DVDを見せておく。
展開
(270分)
午前中、JAXA筑波宇宙センターの閉鎖環境適応施設等の施設等の見学ツアー(宇宙飛行士コース)に参加する。

・午後は、総合開発推進棟の会議室を会場として、JAXA職員 山口孝夫氏に講義をしていただき、宇宙飛行士に必要な資質を探究する実習を行った。
◎午前中、宇宙飛行士コースの見学ツーに参加させ、宇宙飛行士の採用試験、訓練、等について学ばせる。

◎午後は、JAXA職員の山口孝夫氏の指導で、宇宙飛行士についての講演と実習を行った。本校はSGHに指定されて、目標をグローバル人材の育成としているが、ISSで活躍する宇宙飛行士は究極のグローバル人材と考え、本講座もSGHの一環に位置付けている。そのため、講師には宇宙飛行士の資質というテーマで依頼した。
・授業はJAXA筑波宇宙センターやJAXA宇宙教育センターの職員の方が補助してくださった。
・生徒の健康管理と会場移動等の引率を教員が行う。
まとめ
(10分)
・講義や体験・見学を通して得た学びを整理する。
・帰路についての注意事項を確認する。
・講義や体験・見学を通して得た学びを整理させる。
・帰路についての注意事項を確認させる。
・復路も貸し切りバスを利用する。

授業の感想・メモ

  • JAXA筑波宇宙センター見学、実習
    中学3年生30名+高校1年生15名の希望者を対象

第7~10回目/全10回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・教室にて、本字のプログラムについての説明。
・宇宙飛行士に必要とされる資質についてのディスカッション。
◎教室にて、本字のプログラムについて説明する。
△宇宙飛行士に必要とされる資質とは何かについて、グループごとに話し合って発表する。
・あらかじめ、プロジェクターとノートPCを用意しておく。
展開
(80分)
・宇宙飛行士採用試験に用いられたといわれるホワイトパズルに挑戦する。所要時間50分。

・宇宙飛行士のISS船内の活動等の映像を見て、微少重力環境を考える。地球周回軌道上での事故を想定し、生き残るための方法を考える。
◎宇宙飛行士採用試験に用いられたといわれるホワイトパズルをクラス40人全員の生徒に配布し、ホワイトパズルについて説明する。
△ホワイトパズルの慣性を目指して、つなぎ合わせていく。
◎途中でつなぎ合わせることができた枚数をわざと競わせる。
◎、半数の生徒にグリーンカード「隣の作業を妨害せよ」を発令する。
△グリーンカードを受けた生徒は隣の人に話しかけるなど妨害を行う。
◎ホワイトパズルの作業の意義を説明し、好評を与える。

△宇宙飛行士のISS船内の活動等の映像を見て、微少重力環境を考える。地球周回軌道上での事故を想定し、生き残るための方法をグループごとに話し合って発表する。
◎生き残る可能性が全くないときにどうするかを考えさせる。
・あらかじめ、ホワイトパズル40組を用意する。費用は文科省SPPによる支援を受けた。
・宇宙飛行士のISS船内の活動等の映像を用意して、プロジェクタで投影する。
まとめ
(10分)
・本授業を振り返りながら、改めて宇宙飛行士に必要とされる資質について考える。
△本授業を振り返りながら、改めて宇宙飛行士に必要とされる資質について考えて発表する。
◎過去の宇宙船の事故の事例を紹介するとともに、将来の有人宇宙飛行計画を紹介する。
・過去の宇宙船の事故の事例を紹介するとともに、将来の有人宇宙飛行計画については、パワーポイントを使って紹介する。

授業の感想・メモ

  • 中学3年生全員必修。1回40名×4クラス、同じ内容で実施する。

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