授業連携

"とぶ"もので遊ぼう

愛媛県・松山認定こども園 星岡

  • 幼稚園・保育園
  • 5歳児
  • 総合的な学習の時間

概要

<全授業を通した指導目標>

・子ども達の生活(遊び)の中で“とぶ”とは何かを知ると共に身近にある様々な“とぶ”を発見する。
・様々な事象に対して「なぜ」、「不思議」と感じる。また、その事象に対して自分達で調べ解決しようとする。
・友達との協同的遊びから協同的な学びへ繋ぐ。

<対象>

年長児(5歳児) 126名

<期間>

平成27年11月13日~11月17日

<区分>

総合学習の時間

構成表

実施日
時間
形式
人数
授業内容
1
11月13日
20分
授業
126名
・“とぶ”とは何か考える。
・ものが地面から一瞬でも浮かぶことが“とぶ”ということ。
・自分達の身の回りの「とぶもの」って何?
・どうして、飛行機・鳥はとぶの?
2
11月16日
120分
講義・観望会
200名
・月の観測(愛媛大学院生・NPO法人 東亜天文学会 愛媛支部協力)
・宇宙って何?
3
90分
ワークショップ
126名
・“とぶ”もので遊ぼう(傘袋ロケット作り)
講師:佐々木 薫、小島 彩美(JAXA 宇宙教育センター)
補佐:愛媛大学・NPO法人 東亜天文学会 愛媛支部

第3回目/全3回『授業記録シート』

時間配分
学習内容
◎教師の活動
△生徒の活動
指導上の留意事項
導入
(10分)
・宇宙って何?
・とぶってなに?
・ロケットの打ち上げの様子
◎子ども達の“凄い”、“不思議”に共感する。
◎子どもたちのつぶやきを聞き、イメージがより広がるよう声かけを行う。
△真剣に映像を見たり、講師からの問いかけに答える。
・事前導入により、子ども達は興味・関心を持ち、聞き入れつことに繋がった。
展開
(70分)
・“とぶ”もので遊ぼう(傘袋ロケット作り)
 ※二人一組で協力して制作を行う。
・袋を膨らませ、尾翼を付ける。
・尾翼だけの状態で飛ばし、ロケットが上手く飛ぶか実験する。
・画用紙やビニールテープなど、思い思いの材料を手に取り、ロケットの先に重さを付ける。
・再び、ロケット飛ばしを行う。
・「宇宙の的」を設置することで目的ができゲーム性を楽しむ。
◎事前にペアの組み合わせを考えておく。
△二人一組になり、制作を始める。できる子が、できない子に教える姿が見られる。
△尾翼が付いた時点で各々が飛ばし始める。
◎制作すると同時にハサミ等、片づけをするように声かけを行う。
◎なぜ上手く飛ばないのか、何人かのロケットを飛ばして考える。また、適宜、ヒントを与え、ロケットの先に重さが必要なことに気付くようにする。
◎各自飛ぶ状態に気づけるように援助する。
△重さが必要なことに気付き、画用紙やビニールテープを使用して重りをつける。
△できた子たちから自由に飛ばし始める。
◎惑星の的を準備して、飛ばし比べが行えるようにする。ロケットをよりイメージができるよう「5・4・3・2・1」等の秒読みを行い、楽しい雰囲気を作る。
△目標とする的に目がけてロケットを飛ばす。オーバースローの動きがス少しぎこちない姿も見られる。
・制作キッドを拡大したものを用意し、広い空間でも見えやすいようにする。
・失敗した困り感を自分の言葉で伝えることができるように配慮する。
・友達同士が協力できるように見守ったり言葉をかけたりする。





・友達の様子を見たり、意見を聞いたりすることにより修正できる機会を作り、納得いくまで見守る。
まとめ
(10分)
・ロケットが真っ直ぐ飛ぶのか安定した飛行はしているのかなどを知る。
◎△説明を聞く。

授業の感想・メモ

  • 日々の遊び、生活の中で「なぜ」、「どうして」と考える力が身についていることもあり、「なぜ遠く飛ばないのか」、「どうしたら上手く飛ぶのか」を子ども自身が考え、気づくことができた。反省点としては、全ての活動をいかに効率的に行うのか課題になる思う。また、保育の想定が不十分な部分が見られたため、導線や次の活動への繋ぎに関して、より打ち合わせをしっかりと行い活動に臨む必要があると感じた。
授業の様子1
授業の様子2

愛媛県・松山認定こども園 星岡

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