授業連携

〇理科を学習する有用性や自然のつながり・不思議さを感じ、今まで学習してきたことがどんな部分で技術 につかわれているのかを知る。
〇生存していくためにどんな問題点があるか推論している。
〇発展的な学習を行い、興味をもたせる。

兵庫県・神戸市立舞多聞小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科
  • 総合的な学習の時間

概要

全授業を通した指導目標

「宇宙」を題材とした魅力的な授業づくりの実践研究を行うことにより、好奇心・探求心を育成し、さらに児童の夢を育むような授業計画を考えたい。
月や太陽で学習をしたことだけでなく、すべての学習が身の回りの様々なところで使われていたり、宇宙開発に役立っていることに気づかせることをねらいにしたい。
身の回りの科学を学ぶ意義や有用性を実感させ、科学への興味・関心を高めたい。

対象

小学6年生 4クラス 134名

授業連携日

2019年10月25日

科目・単元

理科・月と太陽

関連科目

総合的な学習の時間

授業連携

授業連携前

10月「月と太陽」の学習で、月の形の見え方や月の形が変化する理由をモデル実験で行う。
パソコンルームで月や太陽の表面やようすを学習し宇宙に興味をもつ。
月と太陽の位置の関係を推論する能力の育成を図るとともに、天体のみならず宇宙に対する豊かな心情を育んでいけるようにする。また、既習事項が自分たちの身の回りだけでなく、様々な方面で役立っていることを知ることができるようにする。

下矢印

授業連携日

2019年10月25日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(20分)
1.3年生から「理科」で学習してきたことを思い出す。
3年生 4年生 5年生 6年生・・・

2.身近なものに「理科」で学習したことが利用されていることを知る。
・鉛筆&鉛筆削り(ものの重さ、かたさ)
・スマートフォン(電磁石のはたらき)
・自動車(電気の通り道等)
・リニアモーターカー(磁石のせいしつ)
・天気
・どんな学習をしたか発表させる。
・化学・物理・地学・生物のさまざまな領域の学習がいろいろな技術の中に使われていることを知る。
・既習事項の確認をしながらどの学年でも関連性のある学習をしていることに気づかせる。
→それぞれの発言で、児童が既習事項を思い出すことができ、展開の入りがスムーズだった。
進行は担任で行う。
・ホワイトボードを使い、でてきた考えをまとめていく。
展開
(50分)
2.宇宙で生存していくためにどんな問題点があるか考える。(話し合い活動)
・空気、水、食糧の確保
・無重力による健康や生活上の危険
・船外活動の難しさや危険性、宇宙服の改良
・宇宙線による健康被害
・宇宙船などの破片による事故や船の破壊
4.「技術」が宇宙開発にも利用されていることを知る。(JAXA)
・国際宇宙ステーションがどんなところか
・月のこと(月面、様子)
・宇宙船のこと
〇生存していくためにどんな問題点があるかを話し合いをする。
・話し合いででた意見を発表する。
・ホワイトボードにまとめていく。
・何グループか発表をし、まとめていく。
→グループで楽しんで話し合いをしていた。
〇開発技術は身の回りのことだけでなく、宇宙の開発にも役立っていることを知る。
JAXAの方に話をしていただきながら、児童の反応に応じた補助する。
まとめ
(20分)
5.「理科」だけではなく、いろいろな教科の学習が未来の可能性を広げていくことを考える。
国語 ・・・文字を読む、文章を書く。
外国語・・・外国の方と相談するコミュニケーション手段として必要。
算数 ・・・データ等を扱う際に必要である。
6.宇宙についての質疑応答
7.感想を書く。
・理科の学習だけでなく、いろいろな学習が世の中の役に立つこと、自分だけでなく周りの人々の役に立っていることを理解する。
→真剣に話を聞いていた。
・疑問に思ったことを質問していた。

・感想を書く。
いろいろな技術が宇宙でも使用されていることを伝えた。

講師:鈴木 圭子(JAXA宇宙教育センター)

下矢印

授業連携後

すべての教科の学習が自分たちの身の回りの技術などに役に立っていることを知る。考える。

授業の感想・メモ

  • 児童は身の回りの道具や乗り物が様々な教科で学習したことが生かされていることに気づき、授業後も児童が話し合う場面が見られた。連携授業が終わった後、個人的に質問をする児童もいた。初めての授業実践だったが、導入で子供が興味をもつように話していかなければいけない。児童がグループで考え、話を進めて行くので理科の学習を3年生からしっかりと行っていかなければならないと感じた。話す内容を打合せしておく必要がある。
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