授業連携

天体観測をしてみよう

兵庫県・神戸市立横尾小学校

  • 小学校
  • 小6
  • 理科
  • 総合的な学習の時間

概要

全授業を通した指導目標

自分たちの力で望遠鏡を作り、それを使って、月などを観察し、天体観測、宇宙に興味関心を持つ。

対象

小学6年生 2クラス 65名

授業連携日

2019年8月29日

科目・単元

理科・月と太陽

関連科目

総合的な学習の時間

授業連携

授業連携前

(4年生理科「月と星」の学習)

下矢印

授業連携日

2019年8月29日

時間配分 学習内容・活動 児童・生徒の様子 教師の役割・活動
導入
(30分)
○JAXAの仕事について
 ・人工衛星による宇宙利用
 ・宇宙科学の研究      等々
写真を交えながら、子どもたちにわかりやすく説明

・子供たちは、JAXAの仕事と聞かれても分からない様子。
・知っている衛星として、気象観測衛星「ひまわり」が上がる。
・子供への指導・司会
 座る向き、体系
 初めの心構えと講師の紹介
展開
(60分)
○宇宙、月についての話
・宇宙とは、どこからのことを言うのか
  地球上から100㎞以上のこと
  空気がほとんどないところ
  国際社会で統一
・月の秘密
  氷はあるかもしれない
  地下に空洞がある
  4:1を基本とした面積、体積

○望遠鏡の作成にあたる
(前回からの続きから始め、完成を目指す)

・どこから宇宙なのかわからない様子。
 でも、富士山や飛行機、人工衛星の書かれた絵を見て、少しずつ理解している様子。

・3択式でクイズ形式にしていただき、手を挙げるなどの反応が出てきた。
 地球と月を比にした数字について全く分かっていなかった。
 説明を聞いて、少し理解した様子。

・友達と協力して作成。
(見える。でも、なんで反対に見えるの。)

・機器のボリューム等の調整

・製作では、子供たちの中に入って、遅れがちの子供を手伝う
 また、のぞいても見えない子供にこうすれば見えると指示

・子供の疑問にも「なんでやろ」と切り返す
まとめ
(30分)
○いろいろな望遠鏡の話
・屈折望遠鏡
  ガリレオ式望遠鏡
  ケプラー式望遠鏡
・見た物が反対に映るのはなぜか
  ニュートン式
  カセグレン式

・自分たちが作った望遠鏡は何望遠鏡になるのか。

・そういうことで、見たものが反対に見えたのか。

・終わりのあいさつ
・まとめの言葉
・お礼

講師:鈴木 圭子(JAXA宇宙教育センター)

下矢印

授業連携後

6年生の理科「月と太陽」の学習に入り、月の満ち欠けやそれにかかわる太陽の動きについて考え、学習していく。

授業の感想・メモ

  • 本校の授業のために、わざわざ遠くから来ていただき、本当にありがたかった。JAXAの仕事の話に始まり、宇宙、月、望遠鏡等々の話をしていただき、途中、映像やクイズも入れていただくことで、ただ単に話を聞くだけでなく、変化に富んだ構成で、しっかりと聞くことができたのではないかと感じました。しかし、途中、少し横尾小学校の子供たちには難しい話があり、わかりにくかった部分もあったかと思いました。
  • この授業の終わりに、宇宙開発も成功ばかりでなく、失敗がたくさんあったが、そこから解決していったこと。そして、それは、皆さん(子供たち)の勉強にもスポーツ、音楽にも通ずるものであり、友だちの良さも見つけていきましょうという言葉で締めくくられていたのが、とてもよかったです。
授業連携実績一覧

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