授業連携
宇宙に関心を持ち、星空を見上げる児童を育てる
兵庫県・神戸市立妙法寺小学校
- 小学校
- 小5
- 総合的な学習の時間
- 理科
概要
全授業を通した指導目標
傘袋ロケット、ペットボトルロケットの制作を通して、トライアンドエラーの大切さを学び、事象の原因を考え仮説を立てて、改良して検証する。
対象
小学5年生 2クラス 53名
授業連携日
2019年9月5日
科目・単元
総合的な学習の時間・自然学校を成功させよう
関連科目
理科
授業連携
授業連携前
この授業を単元の導入として行った。
授業連携日
2019年9月5日
時間配分 | 学習内容・活動 | 児童・生徒の様子 | 教師の役割・活動 |
---|---|---|---|
導入 (45分) |
①学習全体の流れを知り、見通しを持つ ②JAXAの紹介 ③ロケットについて ④気象衛星「ひまわり」について |
・学習の全体像をつかみ「トライアンドエラー」という言葉の意味を理解した。 ・質問に挙手して答えた。 ・JAXAの方が見せてくださった映像を見てロケットや宇宙に関心や不思議を感じた児童が多かった。 |
・単元の全体の流れを説明し、工夫・改良の大切さを学ぶ活動であることを伝えた。 |
展開 (45分) |
傘袋ロケットの制作 ①傘袋ロケットの作り方を知る ②傘袋ロケットを一人1機以上作る ③実際に飛ばしてみてより遠くへ飛ぶ・自分の考えたように飛ぶように改良する ④バランサーの場所や尾翼の取り付け方が大切であることに気づく |
・自然学校の活動班ごとに集まり、お互いに教えあって協力して傘袋ロケットの制作が行われた。 ・傘袋ロケットを飛ばすエリアでは、教師が指示することなく自分たちでカウントダウンをし飛ばしっこが行われていた。 ・友達の良く飛ぶロケットと自分の制作したロケットを比較して、バランサーの位置や尾翼のつけ方を変える児童が多く見られた。 |
・屋内(講堂)での活動であったので、場の設定を最初にしっかりと行い、制作エリアと飛ばすエリアを明確に区別した。 ・飛ばすエリアでは、向きをそろえ児童が衝突することが無いよう配慮した。 ・分担して困り感のある児童には個別にアドバイスをした。 |
まとめ (5分) |
・質問コーナー ・感想を発表する |
・単元全体の活動を楽しみにし、次時のペットボトルロケットの制作を楽しみにする姿が見られた。 ・簡単な材料で、これだけ活動を楽しむことができ、工夫する楽しさを感じたという感想が聞かれた。 |
・質問感想コーナーの進行を行った。 ・最後のまとめとお礼で授業を終えた。 |
講師:鈴木 圭子(JAXA宇宙教育センター)
授業連携後
ペットボトルロケットの制作と試射(2時間・学校)
ハチ高原でペットボトルロケットを飛ばそう(2時間・自然学校)
星空観察(2時間・自然学校)
観天望気・自然学校夕べの集い時に実施4日間)
授業の感想・メモ
- 今回、JAXAにお願いしてきた導入の部分を、国際宇宙ステーション(ISS)から気象衛星「ひまわり」に変更した。人工衛星について日々の生活で天気予報だけでなく、通信・GPS等今はなくてはならないものとなっているので、さらに児童にその役割や必要性を実感できるように考えていきたい。
- これまで、国際宇宙ステーション(ISS)から見た地球の映像を見せていただいてきたが、今回はなかったので自然学校での星空観察を考えると次回はぜひお願いしたい。
- 傘袋ロケットに今回はバランサーを当初からつける指示をしたが、そのことで多くの児童が試行錯誤する活動となり良かった。