教員研修

岩国市・和木町小学校教育研究会理科部会第2回研修会テーマ『「これからの理科教育と宇宙教育」 ~求められる科学リテラシーの育成~』

山口県・岩国市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

これからの理科教育に求められる「学習指導要領の内容」についてと、それらに活用できる「宇宙教育とは何か」について理解を深める。

対象

小学校教諭、その他 52名

期間

平成23年7月27日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
140分
講義
52名
・理科教育の現状とこれからについて
・理科教育に生かす宇宙教育とは
実習
・授業に生かせる宇宙教育の実例(実技研修)

山口県・岩国市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
7月27日
合計時間
140分
参加数
52名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(65分)
・日本の理科教育の現状と課題
・これからの学習指導要領を踏まえての理科教育
・授業で使える「宇宙教育」の事例紹介
「なぜ、理科を学ぶのか」という理科教育の根本となるところから話が始まり、日頃聞けない話が盛りだくさんで、どの受講者も熱心に聞き入っていた。
また、宇宙開発で研究開発された物が生活に役立っていることや実際の授業の進め方など演示を交えながらご指導いただき、大変参考になった。
実技
(75分)
・簡単にできる教材として「空き缶の底を磨いて凹面鏡を作ろう」を作ってみる。
 (空き缶の底を磨いて太陽の光を集め、マッチを点火する体験を通し、太陽からのエネルギーを実感させる。また、凹面鏡の原理が生活に生きていることに気づかせるもの)
・実際に屋外に出て太陽光を集めてマッチに火をつけてみる。
空き缶の底を磨くという単純な作業であったが、各個人の努力の成果がマッチの点火に結びつくということで非常に熱心に取り組んでいた。実際にマッチに火をつける実験では、あいにく太陽が出たり出なかったりでマッチに点火することはできなかったが、ぜひ学校でも取り組んでみたいという声が聞かれた。また、凹面鏡を太陽にまっすぐ向けるための照準器をつけた物とつけなかった物とでは、光を集める作業の手間が大きく違うこともよく理解できた。

授業の感想・メモ

  • 本年度から完全実施された学習指導要領の理科の内容をわかりやすく説明してくださったり、宇宙教育の在り方や実際の授業での展開例、また教師の児童に対する言葉がけの仕方など、多岐にわたるお話であったが、初めて聞く内容が多くあり大変興味深く受講することができた。特に、「一般に言われていることを信じている人が多いが、それを疑うことから研究は始まる」というお話を聞き、授業の中でそのような考えを引き出す工夫をしていきたいと思った。また宇宙教育に関する膨大な資料をいただき、今後理科室等に掲示するなどして活用していきたいと思っている。

山口県・岩国市教育委員会

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