教員研修

阿南市小中学校理科教員合同研修テーマ『衛星画像を利用した環境教育』

徳島県・阿南市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

阿南市教育委員会がJAXA宇宙教育センターとの連携協定を締結したことに関連し、宇宙をどのような形で学校教育に生かしていくか、環境教育での衛星画像の生かし方をひとつの例として、JAXAと学校との連携方法、方向性を探っていく。

対象

阿南市小・中学校33校(小学校22校、中学校11校)の理科教員 29名

期間

平成24年8月7日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
150分
講義
29名
・人工衛星「だいち」や「しずく」などが撮影した衛星画像の説明
・学校教育の中での生かし方の事例紹介
・画像データを解析することにより分かることの紹介
講師:大木 真人
(JAXA 宇宙利用ミッション本部地球観測研究センター)

徳島県・阿南市教育委員会

第1回目/全1回『研修会記録シート』

実施日
8月7日
合計時間
150分
参加数
29名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(150分)
 阿南市では、平成24年1月に宇宙教育協定を締結したが、現在はまだ、学校教育の中にどのようなアプローチで宇宙を取り入れるか模索中の段階である。
 そのため、阿南市内の小中学校の理科教員向けに、宇宙教育に対する理解と、今後どのような方向性を持ってJAXAと連携をとっていくかヒントになるよう、リモートセンシングやデータ解析の分野で第一人者の大木真人先生をお招きし、講義を行った。
 講義では陸域観測衛星「だいち」や、第一期水循環変動観測衛星「しずく」などが捉えた画像を使って、画像解析からわかること、また、それらがどのような方法で理科教育や環境教育に生かせるか、事例などをご紹介いただきながらお話をすすめていただいた。
 また、講義終了後、講師の大木先生を交え、衛星画像を活用した学校での授業を展開する中で、どのようなやり方ができるのかディスカッションを行った。
・JAXAで実際に人工衛星を飛ばしている人の話を聞けるとは思っていなかったので、その人の話を聞けただけでも感動しました。
・人工衛星の軌道など基本的なことから教えてくださったので、人工衛星のことがよく分かりました。
・プレゼンの静止画や動画がとてもスムーズに示されて、効率よく映像を見せてくださったのでよく分かりました。
・JAXAと一緒に共同で研究ができるのは、とても素晴らしいことだと思います。全国的にも最先端の授業実践をできたらいいと思います。
・人工衛星の「だいち」が止まってしまったことは少し残念でした。「しずく」や「いぶき」をうまく活用して、教材化できたらいいなと思いました。
・共同研究を成功させるためには、JAXAとの細かな協議が必要だと思います。できるだけきめ細かな連携ができるようなシステムができたらいいなと思いました。
 学校教員は、大変忙しくなかなか時間が取れない中、ようやく教員向けの研修ができたことはたいへん良かった。
 今回の研修をベースにして、学校の中での宇宙教育を今後発展させていければと思う。

授業の感想・メモ

  • 宇宙教育センターとの協定締結後、初めての学校教員を対象にした研修会であったため、参加者もまだ何を行ってよいかわからない状態で参加であったが、研修終了後は、講師の大木先生を交えたディスカッションもでき、おぼろげながら方向性が見えてきたように感じた。
研修の様子1

徳島県・阿南市教育委員会

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