教員研修

平成27年度金沢市教職員研修テーマ『衛星データを利用した授業づくり』

石川県・金沢市教育委員会

概要

全研修を通した趣旨

JAXAの衛星が撮影した画像データ等を活用した授業づくりについて習得を図るとともに、科学技術の最先端の研究成果に触れる。

対象

小・中・高等学校教職員 27名

期間

平成27年8月7日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
180分
講義・実技
27名
・宇宙教育センターの紹介
 講師:小島 彩美(宇宙教育センター 主事)
・講義、実技
 「衛星データを利用した授業づくり」
講師:大木 真人(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(EORC) 研究員)

石川県・金沢市教育委員会

『研修会記録シート』

実施日
8月7日
合計時間
180分
参加数
27名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(20分)
・宇宙教育センターの紹介
〔感想〕
・「宇宙教育」の概念、JAXAの学校教育支援センターの存在などを初めて知った。学校教育支援教材のパンフレットや授業実践例などの紹介もあり、今後活用していきたいと感じた。
講義・実技
(160分)
・「衛星データを利用した授業づくり」
・衛星データ解析ソフトを用いた実技
〔感想〕
・自然環境問題、国際情勢問題については、衛星データを使うことで理解(というか危機の自覚)が深まると感じた。二酸化炭素濃度の変化など、とても分かりやすかったし、石川県の画像では、25年の間に千里浜が後退していることがはっきりと見てとれた。
・宇宙に関することを題材に、理科だけでなく、社会や道徳、家庭などでも授業することができることが分かりました。衛星データでも、温度や植物などいろいろ工夫してみたいものをみることができるも知りました。子供の関心・意欲を引き出すのにうってつけだと思いました。
・衛星画像なら見慣れていると思っていたが、配色を変えるだけで随分ちがうことに驚いた。いろいろな使い方ができそうだ。また、JAXAの教材集の多さにも感じさせられた。1教材2~3ページに集めた点も良いと思う。
・衛星画像の解析については、衛星からの生の画像をEISEIソフトを使って、自分のねらった資料へと加工できることは大きな驚きだった。
・衛星は、地球と同じような自転するものと、極の状況を知るために縦の軌道で自転するものもあると知った。衛星画像を組み合わせることで、植生、水域、温度など市街地と海山との比較、今と昔の比較を通して石川県について考えることができた。

授業の感想・メモ

  • 宇宙をテーマにした授業を、理科のみならず社会、家庭、道徳など多岐にわたって行うことができるというヒントをいただきました。また、衛星データの解析ソフトを用いて、求めている資料に加工する方法を体験したことが、今後の指導に向けて大変参考になりました。

石川県・金沢市教育委員会

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