教員研修

理科の実験・観察研修講座1 宇宙科学テーマ『生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくり』

神奈川県・神奈川県立総合教育センター

概要

全研修を通した趣旨

日本の先進科学研究に関する講義及び実習を通して宇宙科学調査研究の現在に触れ、理科教育の役割や目的を振り返り、生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくりに役立てます。

対象

中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校教員 24名

期間

平成28年8月5日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
300分
見学
24名
・JAXA相模原キャンパスの施設見学
講義・実習
・JAXA宇宙教育センターの活動紹介
講義・実習
・宇宙からみる地球環境の現状
講師:塩見 慶(JAXA第一宇宙技術部門地球観測研究センター)、松原 理(JAXA宇宙教育センター)

『研修会記録シート』

実施日
8月5日
合計時間
300分
参加数
24名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
見学
(90分)
・JAXA相模原キャンパスの施設見学
はやぶさのターゲットマーカーは写真を撮ってみると本当に白く輝いていました。
日本の宇宙開発の歴史について、展示物を見ながら専門的なお話を伺うことができて参考になりました。
講義・実習
(60分)
・JAXA宇宙教育センターの活動紹介
宇宙教育センターの様々な普及活動について説明していただきました。「宇宙とはどこからなのか?」の問いは、参加者が真剣に考えていました。
太陽、地球、月の位置関係について、スチロール球と紐を用いた、生徒にも分かりやすい説明の仕方を教えていただきました。
講義・実習
(150分)
「宇宙からみる地球環境の現状」
・JAXAにおける地球観測プロジェクト
・衛星からみた地球環境の変化(熱帯雨林の減少、夜の地球、北極の氷の減少、大気環境汚染)
・宇宙までの距離を東海道線の駅の距離と比較したのは分かりやすい例えでした。
・アメリカの夜の光を宇宙から撮影した画像では、明かりがハイウェイに沿って整然と並んでいました。また、過去の光の量と比較した画像で、都市部は明かりが増し郊外は明かりが減少している姿を見て、日本と同じ問題が存在することに気付かされました。
オゾン層の回復については最近新聞で読んだことがあり、国際的な対策が功を奏した例として興味深く伺いました。

授業の感想・メモ

  • 宇宙から地球に向けて広範囲から取得した、多種多様のデータを解析した結果から見えてくる様々な環境問題について、改めて考える機会になりました。
研修の様子1
研修の様子2
研修の様子3
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