教員研修

「理科教育推進事業」教員研修テーマ『「かさ袋ロケット作り」を科学する』

東京都・八王子市立第七小学校

概要

全研修を通した趣旨

「かさ袋ロケット」作りを通して,宇宙教育の視点を取り入れる。

対象

八王子市立第七小学校教員 29名

期間

平成29年12月6日

構成表

実施日
時間
形式
人数
内容
1
60分
講義
29名
・「宇宙教育」とは
・「宇宙」を題材にした授業とは
 私たちの生活にある「宇宙」
実技
・「かさ袋ロケット」作り
講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

『研修会記録シート』

実施日
12月6日
合計時間
60分
参加数
29名
時間配分
研修内容
受講者のようす・感想
研修の感想・メモ
講義
(40分)
・「宇宙教育」とは
・「宇宙」を題材にした授業とは
 私たちの生活にある「宇宙」
・マジックテープやレトルト食品等,宇宙開発の成果として日常生活に活用されている生活用品の紹介から,「宇宙」をより身近に感じることができた。
・宇宙食の紹介では,既に日用品として市場に流布している食品もあるなど,宇宙開発と産業の接点も学ぶことができた。
・「宇宙教育」とは,宇宙「を」教えるのではなく,宇宙「で」教える学びだということは,教科書「で」教えるということと同じ。
・「宇宙から見た地球」の動画で,宇宙をより身近に感じることができた。
・いろいろな教科指導においても宇宙で教えることができる。
・活用できる情報ツールの提供が有効であった。
・宇宙の中にいる自分を実感できた。
実技
(20分)
「かさ袋ロケット」作り
・スーパーなどの「かさ袋」をロケットに変身
・創意工夫をして,どうしたら遠くまで飛ぶか,考える時間が楽しかった。
・友達と競い合う気持ちを体験できた。
・回転の軸の話は,納得できる説明であり,そのことも,遠く・長く飛ばす秘訣に隠されていることを知って,感動した。

授業の感想・メモ

  • 児童の立場になって,考えたり試したりという活動は,児童に学ばせる立場の教員にとって,己を振り返る良い機会となった。
  • 生活の中にある「理科」的な事象を,「科学として」深めることができ,今後の授業研究に生かす視点を学ぶことができた。
  • 前半の講義と,後半の実技の時間的バランスもよく,実技に関しては,「理科的」要素のある「生活科」や「図画工作科」として教科指導に生かすことができることを学んだ。
  • なにより,子供の立場に立って,講義を伺ったり,仲間と競ったり,相談したり,という体験は,教員の研修として大変有効であった。
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