教員研修

神奈川県立総合教育センター
理科の観察・実験研修講座1 宇宙科学テーマ『生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくり』

神奈川県・神奈川県立総合教育センター

概要

研修の趣旨

日本の先進科学研究に関する講義及び実習を通して宇宙科学調査研究の現在に触れ、理科教育の役割や目的を振り返り、生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくりに役立てます。

対象

25名

実施日

2018年8月6日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
見学
(80分)
日本の宇宙科学研究の現在と成果(1)
・JAXA相模原キャンパスの紹介及び施設見学
・新しくできた宇宙科学探査交流棟は、広い場所に様々な展示がなされ、詳細な説明が付けられていた。
講義・実習
(80分)
理科の授業づくりのための宇宙を題材にした教材について(1)
・宇宙教育センターの活動紹介
・「コミュニケーション力を鍛えよう」
・宇宙を題材にして、宇宙食、ロケット、スポーツなど、教科横断的な活動ができそうだった。
・「コミュニケーション力を鍛える」は実践してみたい。
・自分が伝えたいことがしっかり相手に伝わっているのか、ということに改めて気づかされた。話し方や内容をもっと工夫して教育に当たりたい。
講義
(80分)
日本の宇宙科学研究の現在と成果(2)
・「小惑星探査機はやぶさについて」
・太陽系の年齢推定のもとになったアエンデ隕石の実物を見ることができ、感銘を受けた。
・イトカワがなぜ探査の目標に選ばれたのか、理由がよく分かった。
・イトカワの大きさが横浜の大さん橋とほぼ同じと知り、そこに到着する困難さと技術の素晴らしさが印象的だった。
・普段、成果報告しか耳にしていない宇宙科学の最先端を、プロジェクトに参加した方から直接聞くことができたのは貴重な機会だった。
実習
(60分)
理科の授業づくりのための宇宙を題材にした教材について(2)
・Dagik Earthを触りながらグループディスカッション
・生徒の興味・関心を引き出すために今回教えていただいた様々な内容を積極的に使っていきたい。
・Dajik Earthをどのように授業で活用するかを考えてみたい。

講師:松原 理(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • 理科の授業にいかそうと思い参加した講座だったが、見方や考え方を変えれば、他教科とつながる部分がたくさんあった。
  • 宇宙だったらどうなるか、なぜそう考えるかなど、今までの視点にとらわれずに考えるときに、宇宙教育を取り入れてみたい。
  • 宇宙については理科で学ぶものであるという考えがあったが、本日の講座を受けて、様々な教科で宇宙というテーマのもとに教えればよいと感じた。
  • 宇宙を題材にすると生徒のモチベーションも高まるので、様々な場面で応用できそうだと思った。
研修の様子1
研修の様子2
研修の様子3
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