教員研修
小学校初任者研修
授業力向上研修教科別研修(選択:理科)テーマ『発展的な観察、実験(宇宙教育に関する実習等)』
埼玉県・埼玉県教育委員会
概要
研修の趣旨
宇宙教育の授業への活用について、実習をもとに理解を深める。
対象
埼玉県小学校教員 30(各15)名
実施日
2019年1月18・22日
研修内容詳細
時間配分 | 研修内容 | 受講者の様子・感想 |
---|---|---|
講義 (25分) |
宇宙を題材にした授業づくり ・JAXAについて ・宇宙教育とは ・JAXAの連携授業について |
・宇宙教育のイメージとしては、宇宙に関する知識をもとにした学習であると考えていたが、実際は、宇宙を様々な学習の教材として考えるという話を聞き、イメージが変わった。道徳などの教材としても活用できると感じた。 ・宇宙については、小学校段階では遠い存在のような気がしていたが、宇宙食や衣服、ロケットや空気との関係などの面で考えると、身近なことを実感できた。 |
実習 (30分) |
人工衛星を教材としたプログラミング教育 ・スクラッチの簡易操作 ・人工衛星を教材としたプログラミング |
・プログラミングについては、どのように教科指導に取り入れていくのか具体的なイメージがもてていなかったが、今回の実習を通して、プログラミング的思考をどんな方法で育んでいけばいいのかヒントをいただけた。 ・もっと深く取り組めるとさらに充実した研修になると思った。 |
実習 (35分) |
かさ袋ロケットの製作 (2種類のかさ袋を使った簡易ロケットの製作) |
・小学校低学年にも取り組める内容だと感じた。また、科学的に物事を捉えさせながら扱うことによって、高学年でも十分楽しめる内容だと思った。 ・ロケット作成の際には、自然と話し合いが活発になり、実践して見直し、また結果をもとに考察をしてみるという科学の考え方が実践できることが分かった。 |
講師:谷口 大祐(JAXA宇宙教育センター)
研修の感想・留意点等
- 昨年度も同様の研修を行った。昨年度同様に、参加した教員からは、非常に好評で、特に、すぐに実践できるような身近なものを使ったものづくりや、宇宙教育の考え方の変化という面で効果的であると感じた。
- プログラミングの内容については、今回、初めて実施した。十分な時間の確保ができなかったため、操作的な内容が中心となってしまった。今回使用したプログラミングアプリについての基本的な知識や技能がある教員であれば、もっと効果的な研修になると感じた。
- 現在注目されている「はやぶさ2」についての話も、関心が高かったようで、詳しい話を聞きたかったという感想があった。