教員研修

平成30年度 阿南市小中学校理科合同研修会テーマ『宇宙を題材にしたプログラミング教育』

徳島県・阿南市小中学校合同理科部会
窓口:阿南市科学センター

概要

研修の趣旨

2020年に小学校で必須となるプログラミング教育を見据え、宇宙を題材として教員らがプログラミングに対する基礎を高める。
加えてプログラミングが社会や生活の中でどのように関係しているのか、将来どのような仕事が増えるのかを考え、指導力の向上をはかる。

対象

小中学校理科教員 29名

実施日

2018年8月16日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
(30分)
【宇宙教育とは】
講師: 松原 理 氏
宇宙教育の理念やJAXA宇宙教育センターで実施されている授業連携などについて
阿南市の教員の中にはJAXA授業連携のイメージを掴めず、応募を躊躇しているという話をよく聞いていたので、今回の講義で具体的な授業のイメージを持ってもらうことに成功したのではないかと思われる。
実習
(110分)
【宇宙を題材にしたプログラミング教育】
講師:佐々木善信 氏
Scratchという教育用のプログラミング体験ソフトを用い、ソフトの基礎から人工衛星などをテーマにしたプログラミング実習を実施
小学校で必須となるプログラミング教育を不安に思う教員も多く、これから計画を建てるにあたって非常に有意義な活動が行えたという意見を頂戴した。

講師:佐々木 善信(JAXA地球観測研究センター)
   松原 理(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • Scratch を使った実習はプログラミングの基礎を学ぶ上で良きツールになることを実感でき、且つ宇宙を題材にすることで、それをより身近に感じることもできました。
    基礎編をやってから、人工衛星のプログラミングにチャレンジできたので、実習として初心者にも親切だったと思います。
    ただ、必要とされるコマンド(ブロック)がどこにあるのか、それを見つけるのに苦労されている教員もいました。
    Scratchを初めて触る方は、まずそこでモタついてしまうかもしれません。
  • 人工衛星のプログラミングはほぼ全員がプログラムを完成させていたように見えましたが、稲のプログラミングは完成させている方が相対的に少なく感じました。
    プログラムの構造や流れを理解するところが、一つのハードルになっているかもしれません。
    またこれをどうやって子どもたちに授業展開したら良いのか、(将来的に)具体的な実施事例もあると、教員も授業をアレンジしやすくなるかもしれないと感じました。
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