教員研修

理科の観察・実験研修講座1 宇宙科学テーマ『生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくり』

神奈川県・神奈川県立総合教育センター

概要

研修の趣旨

日本の先進科学研究に関する講義及び実習を通して宇宙科学調査研究の現在に触れ、理科教育の役割や目的を振り返り、生徒の興味・関心を引き出す理科の授業づくりに役立てます。

対象

23名

実施日

2019年8月9日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
見学
(90分)
日本の宇宙科学研究の現在と成果①
・JAXAの宇宙教育の取組について
・相模原キャンパスの施設見学
・受講者は施設見学を通して宇宙科学に対する興味を深めた。
・展示品が充実しており、見学ツアーの説明も専門的でわかりやすく、宇宙開発の歴史や技術について深く学べた。
講義
(90分)
日本の宇宙科学研究の現在と成果②
・小惑星探査機はやぶさ2について
・最先端の科学技術に触れることができた。質疑応答も活発だった。
・はやぶさ2が地球に戻ってきた時に、生徒の興味をひくために話をしていきたいと思いました。
・宇宙の話を授業に取り入れ生徒の興味を引き出したい。
実習
(80分)
理科の授業づくりのための宇宙を題材にした教材について(1)
・コミュニケーション力を鍛えよう
・『ダジック・アース』を触りながら、グループディスカッション
・どちらの実習も、受講者は熱心に取り組んでいた。コミュニケーションゲームはだんだん伝えるコツをつかんでくる班がいくつかあった。
・コミュニケーションゲームの実践は、様々な場面で使えると考える。
・地球の成り立ちや地球の大気の変化などをダジックアースを使って視覚的に見せられたらと思いました。
協議
発表
(60分)
理科の授業づくりのための宇宙を題材にした教材について(2)
・研修内容を活かした授業づくりについて協議し、ポスターツアーを行う。
・ポスターツアーの手法が好評だった。発表は活発に行われ、今後の参考になった受講者が多かった。
・発表するのは苦手な生徒が多いので、ポスターツアーなどで少ない人数での練習になると思う。

講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • 施設見学、最先端で活躍している研究者の講演、実習、発表と、非常に内容が豊富で受講者の満足度も高かった。実習では、特にコミュニケーションゲームとポスターツアーが好評であった。高校の教員だけではなく、小学校・中学校の教員にとっても参考になる研修内容であった。高校の理科で地学を扱う機会が少なく、今回、受講者が宇宙について考えるよいきっかけになった。受講者がこれからの授業で宇宙の話に触れられるようになってほしい。
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