教員研修

令和元年度 夏の研修講座テーマ『宇宙を活用した授業づくり 』

三重県・桑名市教育委員会

概要

研修の趣旨

授業で使える教材や、授業連携の情報を知り、グループワークを通して宇宙を題材にした教材や授業に生かせるコミュニケーション力について学ぶことで、二学期以降の授業作りに活かす。

対象

桑名市小中学校教員 38名

実施日

2019年8月22日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
(10分)
◆宇宙教育の理念
・×宇宙を教える ○宇宙で教える
・新指導要領との関係
・宇宙で教えるということで、日ごろの授業実践の中にも「宇宙」につながる教材が数多くあることに気づくことができた。
・教材研究を行う中で「宇宙」を取り入れた視点を持つ意識がうまれた。
・JAXAならではのマル秘情報など、ワクワクするネタがあれば聞きたかった。
実習
(40分)
◆教材演習
・コミュニケーション力を鍛えよう 25分
・かさ袋ロケット 15分
・コミュニケーションのワークショップは、どの学年の児童生徒でも取り組めると感じた。
・英語で行うパターンは、外国語・英語の学習としても行える。
・ワークショップ用のカードは印刷でもよいが、ミシン目があるものをJAXAからいただけると嬉しい。
・傘袋ロケットは、PTA行事として行っても盛り上がると感じた。
・傘袋ロケットの形状やバランス調整で飛距離を伸ばすといったような自由研究のモデルにもなる。
実習
(70分)
◆グループワーク(方法説明3分)
実習で扱った3教材の授業案を作る。
① 対象・目標・テーマを決める 17分
+自分で考える7分+グループでシェア 2分×5人
② 授業案の内容をグループごとにポスターにまとめる 10分
③ ポスターツアー 4分×10枚=40分
  4分=説明 2分 + 質疑応答 2分
(移動30秒弱)
④ 余裕があれば全体の質疑応答を早めに始める。
・様々な視点を参加者同士で感じられたのはよかった。
・実際に勤務校で同じようにグループワークを行えるとよい。
・9月から市内のICT環境も充実するので、ICTを活用するとさらに宇宙教育を進めることができるだろう。
・実際に宇宙を題材とした授業づくりを行う流れを学べた。ただ、もう少し先行実践例や、JAXAとして推奨されているような教材があれば教えてほしかった。
講義
(20分)
◆質疑応答 10分
◆教材・実践例紹介 10分
・ミッションXは非常に興味深かった。
・近年、児童生徒の体力低下が危ぶまれている中、ミッションXは大変価値のある取り組みだと感じた。

講師:鈴木 圭子 (JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • 全体を通して、参加型のワークショップを取り入れてもらったので、参加者にとって主体的な研修となった。
  • ミッションXへの興味・関心が全体的に高かった。桑名市全体を見ても、体力テストの結果が芳しくなかったこともあり、体力向上の取り組み強化が求められている。ミッションXをうまく活用することで、子どもたちにとっても夢のある活動を通して、宇宙も学べ、体力もつくと高い効果が期待される。来年度は、是非ミッションXについての講義や演習なども市内教員向け研修として行ってみたい。
研修の様子1
研修の様子2
教員研修実績一覧

このページのTOPへ