教員研修

令和2年度 理科教育研修講座テーマ『科学への関心を高める授業づくりのアイディア』

神奈川県・秦野市教育委員会 教育研究所

概要

研修の趣旨

「理科」に特化した研修ではなく、「宇宙」という素材を学校教育に活用するきっかけを考え、子どもたちの活動や学びを豊かにすることを趣旨としている。

対象

幼稚園・小中学校教員 9名

実施日

2021年2月15日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
(30分)
宇宙教育の考え方について(講話)
・JAXAについて
・宇宙教育の紹介
火星への移住の話や今後の宇宙開発はどのような展望をもっているのかについて、大変興味深く話を聞くことができた。また、JAXAの活動について、色々と知ることができて良かった。教科としてや宇宙飛行士の後継者を育てる側面だけでなく、JAXAも人格完成として資質・能力を育成するといった学校教育と変わらない姿勢も大事だと思った。
実習
(60分)
コミュニケーション力を鍛えよう(宇宙教育体験教材)
・ISS(国際宇宙ステーション)における活動等で宇宙飛行士に求められるコミュニケーション力や、正確かつ簡潔に情報を伝え、理解する能力を高めるための素材を元にした教材を用いた体験
言葉のみをつかって、相手に伝えることの難しさを体験することができた。また、理科という教科に関係なく、コミュニケーション力を他の人とアクティブな活動を通して、学んだり考えることは教員としての素質をあげる上で、とても良い経験になった。今回オンライン研修といういう形式であったが、Zoomのブレイクアウトルームという機能を活用することで、よりミッション性の高い流れになったと感じた。
講義
(20分)
宇宙教育教材で授業を考えよう(講話)
・主体的、対話的で深い学びを目指す授業づくり
・宇宙教育実践例の紹介
宇宙教育は、理科という教科だけではなく、様々な教育活動の入り口として、展開することができる教材であることを学んだ。

講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • ・「子どもの意欲を引き出したい」「理科の授業って楽しいと感じさせたい」と考える先生方にとって、指導の引き出しを増やす一助となる研修でした。

    ・理科が苦手な方も、理系文系問わず、宇宙教育を様々な学習の場面で活用できるとよいと感じました。

    ・幼稚園の先生にも参加していただき、子どもたちが興味を宇宙に興味をもち、その素材を生かして様々な活動に波及できたらと思ったなどの意見をいただきました。

    ・今年度は、コロナ禍のためオンラインでの研修となったが研修の目的達成に対して、十分に満足ができる研修を考えていただき感謝致します。

    ・講師の先生は、新学習指導要領の「主体的、対話的、深い学び」を意識した内容であり、理科という枠をこえて、学ぶことが多い研修でした。

    ・理科が嫌い、苦手な人も取り組みやすい研修でしたので、今後は更に授業例をたくさん話していただく時間の確保ができるスケジュールにしていきたいと考えておりますので、引き続き宜しくお願い致します。
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