教員研修

小学校初任者研修教科別研修(選択:理科)テーマ『発展的な観察、実験(宇宙教育に関する実習等)』

埼玉県・埼玉県立総合教育センター

概要

研修の趣旨

宇宙教育についての講義・演習を基に、授業への活用について協議し、宇宙教育の学校教育への活用や関係機関との連携について理解を深める。

対象

埼玉県小学校教員 33名

実施日

2020年10月20日、23日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
(30分)
宇宙教育について
・JAXAについて
・宇宙教育とは
・JAXAの連携授業について
・「宇宙教育」についての講義は、非常に興味深いものでした。特に、コミュニケーション能力については、日常の自分の話し方について考えさせられる内容で、有意義なものでした。

・コミュニケーション力を向上させることは、現在私たちに求められていることであり、そのことを宇宙飛行士のミッションとして活動に取り入れれば、子供たちは喜んで取り組むことができると思う。たった20年後に、月に行ける時代が来ることを思うと、胸がふくらみます。

・こどもたちが興味をもつことが多そうな内容だった。身近ではない宇宙のことだと思っていたが、よく考えると身の回りにあるものでも「宇宙教育」に関係することがあることに気づくことができた。理科だけにとらわれるのではなく、教科横断的な授業を展開していきたい。

・宇宙のことを詳しくなる宇宙教育ではなく、宇宙のことを媒介として生きる力を養う宇宙教育という考え方が印象的だった。

・研修を通して、いろいろな意味で宇宙が身近に感じた。

・自分の知らないことを子供たちに教えるために、「宇宙」について自分でも調べて授業にいかしてみたいと思った。

・JAXAが大切にしている3つの心(好奇心、匠の心、冒険心)は、教育の3つの柱と共通しているため、教師としての資質向上や授業力の向上につながると感じた。
実習
(60分)
コミュニケーション力をきたえよう
・「コミュニケーション力をきたえよう」(JAXA教材)の演習
・宇宙教育教材で授業を考えよう
・宇宙教育実践例の紹介

講師:野村 健太(JAXA宇宙教育センター)

研修の感想・留意点等

  • 〇JAXA講師より直接講義をいただけることや充実した内容から、どの受講生も大変意欲的に研修に取り組む様子が見られた。

    〇参加した教員からも大変好評であった。始めは宇宙教育という言葉から、難しい、理科でしか使えない内容であると考えていたが、実際に研修を受ける中で、理科に限らず様々な教科や活動で活用したり、授業に取り入れられる内容であったので、全教科を指導する小学校教員の研修として大変効果的であった。

    〇新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、全4日間依頼していた研修が、前半の2日間のみの依頼となってしまった。また、前半の2日間もオンラインで講師とつないでの研修であった。オンラインでの研修であったが、講師の先生の工夫や御配慮もあり、受講生には分かりやすく有意義な研修にすることができた。

    〇後半の2日間は、受講者が本センターに集合して研修を行うことができなくなってしまい、残念ながらお断りすることになってしまった。しかし、JAXA宇宙教育センターHPのWEB講座を受講生に紹介させていただいた。

    〇次年度以降もぜひ本研修に取り入れ、教員の指導力育成につなげていきたい。
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