教員向け研修

授業力アップ「宇宙を教材に授業を創る」テーマ『宇宙教育の体験と授業の構想』

愛知県・小牧市教育委員会

概要

研修の趣旨

JAXA宇宙教育センターのプログラムを実際に体験する中で、宇宙や宇宙教育への理解を深めるとともに、自身が感じた疑問・感動・好奇心や教材がもつ魅力を生かし、自身の学級・学年や担当教科につなげる授業づくりについて考える。

対象

小中学校教員 全科 40名

実施日

2024年7月31日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
15分
宇宙、宇宙教育とは
クイズ 宇宙ってどこ
今の教育と宇宙教育
 宇宙教育とその目的
 社会の変化と宇宙の変化
 学習指導要領の資質・能力と宇宙教育3つの心
  • JAXAが宇宙教育に熱心に取り組んでいることが分かった。
  • 遠い存在と感じていた宇宙は自分たちの生活に大きく関わっている事に気づいた。
実習
30分
宇宙教育を体験しよう①
  紙飛行機づくり
     作成方法の説明
     個人で作成(紙を折る)
     試行する(飛ばしてみる→遠くに飛ぶには…)
  • 説明をもとにそれぞれが紙飛行機を作成し、夢中になって飛ばす姿が見られた。折る角度や大きさ等を調整し、何度も試してより遠く、より安定して飛行する紙飛行機になるよう試行錯誤をしていた。
実習
30分
 宇宙教育を体験しよう②
  熱気球づくり
     作成方法の説明
     グループで作成(養生シート)
     試行する(ドライヤーで熱気を送る)
  • 原理や作成方法を聞き、グループで協力して養生シートをテープで貼り付けて気球を作成し、下からドライヤーで熱波を送ることで浮き上がると歓声が上がっていた。
実習
30分
 授業を構想しよう
   実践例の紹介
   宇宙を切り口にした授業を考える
    個人で授業案の作成
    (冊子やホームページを参考に)
    グループで共有
    【受講者の感想】
  • 「宇宙」という壮大なテーマを、日頃の教育活動に活用できるということを知り、新たな学びとなった。
  • すぐに授業で取り入れることができる教材を紹介して頂いたり、実際に教材を制作したりすることで、授業にどのように活用できるかというイメージも明確に持てるようになった。
  • 理科や数学といった理系分野だけでなく、国語や図工などのいろいろな教科とつながっていることを実感した。

研修の感想・留意点等

  • プログラムを実際に体験したことが、深い理解につながった。受講者が休憩中も夢中になって紙飛行機を飛ばしたり、熱気球が浮いた瞬間に手をたたいて喜んだりと、児童生徒の立場を経験したことが効果を実感し、よりよい構想への原動力となった。次年度以降も、魅力的なプログラムの体験を中心に据えた講座をお願いしたい。
教員向け研修実績一覧

このページのTOPへ