教員向け研修

小学校初任者研修教科別研修(選択:理科)テーマ『発展的な観察、実験(宇宙教育に関する実習等)』

埼玉県・埼玉県立総合教育センター

概要

研修の趣旨

宇宙教育についての講義・演習を基に、授業への活用について協議し、宇宙教育の学校教育への活用や関係機関との連携について理解を深める。

対象

小学校教員 理科 73名

実施日

2024年11月26・29日、2025年1月14・17日

研修内容詳細

時間配分 研修内容 受講者の様子・感想
講義
30分
    宇宙教育について
  • JAXAについて
  • 宇宙教育とは
  • JAXAの連携授業について
  • 学習指導要領の趣旨とJAXAが意図する宇宙教育の考えとのつながりや、その重要性、活用事例等を中心に大変分かりやすく御講義いただいた。目指す資質・能力の育成に向けた視点等大変明確であり、多くの受講者が熱心に講義を聞きながら学んでいた。
  • 宇宙教育も宇宙を学ぶのではなく、宇宙で学ぶ。このような視点で、さまざまなことに触れ、授業を作っていくことが大切であると学んだ。
実習
50分
    コミュニケーション力をきたえよう
  • 「コミュニケーション力をきたえよう」(JAXA教材)の演習・協議
  • 受講者同士の体験を通し、言葉で伝えることの難しさや工夫を実感し、自身の児童への伝え方について考えることができていた。
  • 宇宙飛行士にとって最も必要な能力がコミュニケーション力だと知り、子供たちにもその力を身に付けることができるように授業の中に取り入れていきたいと思いました。
演習
40分
  • 宇宙教育実践例の紹介
  • 宇宙教育教材で授業を考えよう
     授業案の立案
  • 宇宙教育実践例を紹介していただき、理科に限らず様々な教科等での取り入れ方や活用方法について知り、受講者も自分事として考えることができていた。
  • 宇宙教育が日頃の学校生活の学びに多くの点で関係していることや宇宙をとおしてコミュニケーションや環境などの様々な分野の学びに生かせることを学ぶことができました。

研修の感想・留意点等

  • JAXA講師より直接講義をいただけることや充実した内容から、どの受講者も大変意欲的に研修に取り組む様子が見られた。
  • 受講者からも大変好評であった。受講者から、宇宙を教育するというイメージをもっていたが、「宇宙で教育する」という言葉が印象に残っていると振り返りが多くあった。理科に限らず様々な教科や活動で活用したり、授業に取り入れられる内容であることを実感していたので、全教科を指導する小学校教員の研修として大変効果的であった。
  • 袋で作った気球や袋ロケット等の実物を紹介していただき、目の前で見ることのできる感動を受講者も味わうことができていた。
  • 次年度以降もぜひ本研修に取り入れ、教員の指導力の向上につなげていきたい。
教員向け研修実績一覧

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