APRSAF水ロケット大会
開催結果
【2021年度】APRSAF-27 水ロケット大会 開催結果
開催につきまして
2021年秋、APRSAF-27オンライン水ロケット大会が開催されました。今回は、コロナ禍ということもあり、初めてオンラインで実施しました。日本からは選抜された生徒6名、指導者3名(3チーム)が代表として参加いたしました。
本大会にはアジア・太平洋地域の12の国と地域(韓国・カンボジア・コロンビア・スリランカ・タイ・台湾・中国・日本・ネパール・パキスタン・ベトナム・マレーシア)から生徒64名、指導者29名が参加しました。
オンライン大会で実施にするに辺り、過去の大会とはルールを変更しました。参加各国・地域にて自ら水ロケットを打ち上げ、記録を取り、その記録を競い合いました。
生徒には、以下のデータを事務局のウェブサイト上で提出してもらいました。
- 60m先の的から落下地点(打ち上げ後、最初に水ロケットが地面についた地点)までの距離
- 飛行状態や距離測定を撮影した動画
- データ収集ユニット(DAU)計測データ
- 水ロケットの工夫した点などを記載したレポート
提出されたデータを事務局にて審査し、成績優秀者をオンライン・イベントで発表いたしました。
今回は生徒に水ロケットの飛行姿勢についての理解を深め、さらに水ロケットに興味を持ってもらうために、データ収集ユニット(加速度計などのセンサーがついた箱、Data Acquisition Unit、DAU) をベトナム国立宇宙センター(Vietnam National Space Center)が開発し、今大会で初めて使用いたしました。
オンライン・イベントでは、表彰式(水ロケット競技の結果発表、参加国・地域ごとのカントリープレゼンテーション)、Zoomブレイクアウト機能を使用した生徒同士の国際交流、指導者たちが指導方法を紹介する指導者セッションが行われました。途中休憩15分をはさみ、前半1時間45分後半1時間45分の合計3時間半のイベントでした。
-APRSAF-27オンライン水ロケット大会 入賞者-
距離競技部門(Distance Master)
- 1位 Yannick Alejandro Rodríguez コロンビア (的までの距離:20㎝)
- 2位 Sungsu Lee 韓国 (23㎝)
- Junsik Yang 韓国 (24㎝)
チーム部門(Team Award)
打ち上げ、計測をインストラクション通りに行い、新たに測定方法を提案したチームを表彰いたしました。
- 中国チーム
- Wenzhou Liu
- Ziang Liu
- Yuxiang Wang
- Jianchao Xiang
- Hecheng Yu
- Zihao Zheng
結果発表動画
表彰動画
APRSAF-27 Online Water Rocket Event Award Announcement
(再生時間:3分14秒)
打ち上げ動画
APRSAF-27 Online Water Rocket Event All launches
(再生時間:4分55秒)
-オンライン・イベントの様子-
11月20日開催
▲カントリープレゼンテーション
生徒たちによる自分の国の文化の紹介や指導者による国内での水ロケット大会実施についての紹介がありました。
▲生徒同士の国際交流
生徒たちはグループに分かれ、水ロケットで工夫したことや趣味、自分の国の文化の紹介など、思い思いの話をしました。生徒たちからは、「水ロケットについて質問し合えたのが良かった」、「お互いの生活について知ることができた」、「友だちになれて嬉しかった」という感想をいただきました。
▲国際交流イベントでの集合写真の様子。民族衣装を着て参加してくれた生徒がいました。各国によってネット環境が違い、なかなかネットに繋がることができない生徒もいました。
グループに分かれて行った国際交流の様子。初めて英語を話す生徒も大勢いました。
▲教員/指導者セッション
指導者たちが各国自慢の指導方法を紹介しました。熱心に水ロケット大会を実施している国も多くありました。