大分県・別府市立境川小学校 |
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小学6年生 |
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89名 |
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平成23年6月1日~6月3日 |
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理科 「気体の性質」 |
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気体の性質について学習するため、児童に注射器ロケットや水素と酸素の爆発燃焼実験を通して、水素と酸素について実感を伴う理解をねらいました。 |
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・発展として |
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小学校では、気体の種類と性質について、大まかに窒素、酸素、二酸化炭素を学習する。水素という気体は、名称は知っているが学習はしない。既習事項の確認と合わせて水素を発展的な学習と位置づけ取り扱った。水素について児童に事前に聞くと「危険!爆発する!」というイメージを持っていた。まず、ビニール袋に水素だけを注入し着火するが何も起こらない。児童は「?」と意外な表情をしていた。引き続き水酸素を注入しカウントダウンをしながら着火させたと同時に、ビニール袋が小さな炎に包まれ、強烈な爆発音が教室に響いた。教材を通して、児童は酸素が燃焼を促進する働きがあるという既習事項を確認するとともに、水素と酸素が混ざった気体は強烈に爆発するというインパクトのある結果と出会った。その後、水素を燃料とした自動車や、ロケットの燃料などの話題を紹介した。 |
授業・活動後の先生のご感想、ご要望など
- 私が理科の学習で大切にしたいと思う事は、実験を通して仮説を検証するにあたり、児童に実感を伴った理解をさせたいと考えている。ところが、理科の学習で学習対象となるものは、無色透明の空気や気象や土地の作りなど、語感を通して実感することが難しいことが多い。それらは教科書やテキスト、写真資料などの間接的な体験となりがちである。
今回、宇宙教育センターの方に相談をし、コズミックカレッジ用の教材を手配いただいた。児童に実感を伴った理解を促すため、教師も児童も楽しく学習することができる。教科の発展教材として、今後も実感を伴った理解をするために研鑽を積みたいと考えている。