宇宙を活用した教育実践例

見えない水蒸気を見よう!「おどるセロハン」
〜小学4年理科「水の3つのすがた」〜

新潟県・柏崎市立比角小学校

  • 小学生
  • 学校教育

概要

学校・団体名 新潟県・柏崎市立比角小学校
対象 小学第4学年
対象人数 約90名
実施日 2021年3月8日〜3月11日 3時間×3クラス
タイトル 見えない水蒸気を見よう!「おどるセロハン」〜小学4年理科「水の3つのすがた」〜
活動内容
  • セロハンやかつおぶしは、水分を吸収しやすく、また乾きやすい性質があり、
    まるで踊るように動くことを知る。
  • セロハンには、伸びやすい方向と、伸びにくい方向があることを知る。
  • 空気中には目に見えない水蒸気がある。セロハンの動きから、見えない水蒸気の存在が分かることを知る。
  • 上記の性質を理解しながら、自分で考えた「おどるセロハン」のおもちゃを作る。

  • ※発泡スチロール容器にお湯を入れ、上に布をかぶせたものを用意し、
    その上にセロハンを置くと、水蒸気をよく吸収して活発によく動く。

写真1
写真2
写真3
使用した宇宙の素材・教材など JAXA宇宙教材
「おどるかつおぶしのひみつをさぐろう」
参加者の様子・感想など
  • セロハンは、かつおぶしと同じで水分を吸収し、かわいて元にもどることが分かりました。
  • イカを作りました。イカの体は紙にして、足だけセロハンにしました。なぜなら、体もセロハンにしてしまうと、体が曲がってしまうと思ったからです。
  • 折り紙も、水分で丸まりました。でも元にもどらず、丸まったままでした。
  • セロハンテープは「セロハン」という名がついているとおり、セロハンと同じ性質をもっていることが分かりました。
  • セロハンがかつおぶしみたいに曲がるのは知っていたけれど、のびやすい方向があることを初めて知りました。かつおぶしにも、のびやすい方向があるのかな?ということを疑問に思いました。
  • 好きなものを作るのが楽しくて、友達同士で「何作る?」「そうやってやるの?」など話し合えたから、さらに楽しかったです。

活動のご感想・ご要望など

  • 水の3つのすがたのうち、気体の水蒸気は目に見えないので、空気中での存在を実感しにくいです。本活動ではセロハンやかつおぶしなどが動く理由を知るとともに、見えない水蒸気を可視化できる楽しい活動となりました。
  • お湯を入れた発泡スチロール容器に布をかぶせたものの上では、セロハンがとても激しく動き、更に楽しかったです。
  • かつおぶしなどで身近に経験できる現象なので、普段の生活の中で「見えない水蒸気」を観察したり感じたりするきっかけにして欲しいと思いました。
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