<今回の授業の指導目標>
太陽系形成と進化・惑星科学およびそれらの知見を得るための天文衛星をはじめとする観測機器について学ぶ。
赤外線天文衛星「あかり」のミッションと「はやぶさ」をベースに、ミッションをすすめるにあたっての観測機器の開発やデータ解析方法、また衛星の運用について、姿勢制御等衛星の制御に関するノウハウ等を具体的なデータを用いて生徒たちに理解させる。
時間配分 |
学習内容 |
◎教師の活動 △生徒の活動 |
導入 (130分) |
「赤外線で宇宙を探る」 片坐宏一先生
1.赤外線、光の波長、温度と色 2.温度とエネルギー、平衡状態、太陽と地球は 3.温度と色、黒体、黒体放射 4.地球の温度をきめるのは、黒以外 5.星の誕生と惑星系の形成、原始惑星系円盤 6.赤外線天文衛星「あかり」、若い星、惑星形成のシナリオ 7.赤外線天文衛星「あかり」 8.探る |
◎△ 聴講および質問 |
展開 (80分) |
小惑星探査機「はやぶさ」について エントランス「はやぶさ」1/2模型前および管制室前 森治先生
1.はやぶさのミッションについて 2.はやぶさの構造 3.実際の運用 4.トラブルの解決 5.管制室の状況 |
◎△ 聴講および模型観察、質問 |
まとめ (110分) |
「赤外線」について 片坐宏一先生
1.赤外線画像実験 2.チョッピングによる赤外線放射源の同定 3.秋月電子 焦電型赤外線センサーによる実験 4.質疑応答 |
◎△ 聴講および実験と質問 |
- チョッピングとは、片坐先生が用意してくださった、赤外線をパルス化する方法のこと。
- 秋月電子は秋葉原の電子部品販売店のこと。
- 焦電型赤外線センサ-は、片坐先生が購入された赤外線を探知する電子部品のこと。